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よろず屋-その日常-  作者: 幹藤 あさ
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あまいゆうわく

「ね…むつ?」


「ん?」


すでに何を作るのか決まったこさめは、材料と作り方を紙に書いている。むつもこさめと同じ作業をしながら、顔を上げた。見ると、しょんぼりしたような菜々の顔がすぐ近くにある。


「…どうしよ…悩むの」


「作れそうなのにしたらいいんじゃない?」


「うん…でもね、渡せなかったと「あたしが貰うわよ。その代わり、あんたテリーヌの味見しなさいよ?今日は本命用しか作らないけど、後日義理大量生産するんだから、余ったらそれも貰ってよね」


最後まで言わせずにむつが言うと、菜々はこくっと頷いた。やはり渡せるかどうかを悩んでいたようだった。そこまで悩む程、真剣なんだなと思うと乙女心だとむつは微笑ましく思った。


「なら、むつが好きな…やつにしよっかな?ガトーショコラにしよっと‼これなら、出来る気がするし。あたしも好き」


「なら、とっととメモして。買い物行かないと、こさめは篠田さんと帰るみたいだから時間がないわよ」


決まったのなら、さっさと動けとむつが命じると菜々はパソコンの画面を見ながらメモを取り始めた。こさめの方は、ラッピングの仕方まで考えて絵にしている。ぐりぐりと描いている絵は、幼稚園生のお絵かきのようだった。だが、それでも篠田の事を考えて一生懸命にしている事だ。チョコ菓子を作るのは苦手なむつだが、今日ばかりは真剣に2人の為にも頑張ろうと思っていた。

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