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よろず屋-その日常-  作者: 幹藤 あさ
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あまいゆうわく

祐斗は仕事の確認をして、そろそろ出ようかと支度を始めていた。そんな頃、とんとんっと事務所のドアがノックされ、対応を待たずに開けられた。


「おはようございます」


「あっ…篠田さん」


「あぁ、谷代君。お久しぶり」


入ってきたのは、祐斗もよく知っている篠田直弥だった。篠田が来たとなると、また面倒な事が起きるのではないかと祐斗は身構えた。だが、そんな篠田は珍しくもスーツではなく私服だった。


「よお、意外と早かったな」


篠田が来る事は知っていたのか、山上は時間を確認して、少し首を傾げていた。


「山上さん、おはようございます。こさめを送ってきただけですから…むつさんもまだ寝起きのようでしたし、部屋に上がるのはちょっと…朋枝さんもいらしてましたから女の子ばかりですし」


「そうか…朋枝さんも来てるのか。ふぅん…そりゃ入りにくいな」


「えぇ。むつさん大丈夫でしょうか…疲れたような顔してましたけど…お忙しいんですか?」


「いや?仕事はそうでもないぞ。朋枝さん来てたんなら、遅くまで起きてたんじゃないか?」

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