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よろず屋-その日常-  作者: 幹藤 あさ
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あまいゆうわく

翌月の勤務表は給料日に出来上がるように、むつが作っている。だから、用事が出来そうな時は、前もって休みを取れるように調整が出来る。働く人数が少ないから、調整も自由がきくのだ。だが、颯介が知る限りではむつが、急きょ休む事なんて記憶にはない。そうなると、颯介もやや不安になってきていた。


そんな心配性な颯介と祐斗を見ながら、山上は苦笑いを浮かべていた。


「心配しすぎだ…そのうち分かる」


山上だけは理由を知っているのか、そんな事よりコーヒー頼むと祐斗に言った。山上だけが理由を知っているとなると、ますます気になってくる。だが、祐斗は大人しくコーヒーをいれる為に、狭い簡易キッチンに入っていった。


祐斗は自分の分と颯介、山上のコーヒーをいれると、今日の仕事の予定の確認を始めた。使っている机には、水色のメモ用紙が置かれていて、むつが行くはずだった仕事の事も書いてある。丁寧で読みやすい字からして、今日休む事は決まっていた事なのだろう。今日は少し忙しくなりそうだと、祐斗は気合いを入れた。

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