表示調整
閉じる
挿絵表示切替ボタン
▼配色
▼行間
▼文字サイズ
▼メニューバー
×閉じる

ブックマークに追加しました

設定
0/400
設定を保存しました
エラーが発生しました
※文字以内
ブックマークを解除しました。

エラーが発生しました。

エラーの原因がわからない場合はヘルプセンターをご確認ください。

ブックマーク機能を使うにはログインしてください。
よろず屋-その日常-  作者: 幹藤 あさ
1142/1310

あまいゆうわく

「おっはよーございまーす」


「お、おはよう。早いな」


「おはよう」


「って…社長も早いですね。何かあったんですか?」


「いや、今日はむつ休みだからな。早めに来ておこうと思ってだな」


真面目な事を言う山上にも驚いたが、日曜日だというのに、むつが休みだという事に祐斗はさらに驚いた。そんな話は聞いてなかった気がして、もしかしてまた何かあったのではないかと不安になった。そんな不安が顔に出たのか、颯介と山上は微笑んでいた。


超弱小会社な上に、怪異専門というさらに怪しさがプラスされているだけあって、勤務している者たちは、それぞれに特殊な能力を持ち合わせている。それだけに、何かに巻き込まれると大事となる。ついこの間の問題は、かなりの大事だった。それが片付いたばかりだからか、祐斗の不安は大きい。むつはまだ本調子でもないのだ。出来る事があるなら、嫌がられようともフォローに回るつもりでいた。


だが、そんな祐斗の決意とは裏腹に、颯介も山上も落ち着いている。と、いうよりも言わずともころころ表情が変わる祐斗が何を考えているのか、手に取るように分かるのが面白いのかもしれない。

評価をするにはログインしてください。
ブックマークに追加
ブックマーク機能を使うにはログインしてください。
+注意+

特に記載なき場合、掲載されている作品はすべてフィクションであり実在の人物・団体等とは一切関係ありません。
特に記載なき場合、掲載されている作品の著作権は作者にあります(一部作品除く)。
作者以外の方による作品の引用を超える無断転載は禁止しており、行った場合、著作権法の違反となります。

この作品はリンクフリーです。ご自由にリンク(紹介)してください。
この作品はスマートフォン対応です。スマートフォンかパソコンかを自動で判別し、適切なページを表示します。

↑ページトップへ