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よろず屋-その日常-  作者: 幹藤 あさ
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あまいゆうわく

「ただーいまぁー」


祐斗が戻ってきてからすぐに、むつも帰ってきた。仕事には復帰しているが、本調子ではないからか、疲れた顔をしている。祐斗はそんなむつの為に、自分と同じ甘いカフェオレをいれてやった。


「お疲れ様でした。大丈夫ですか?」


「あ、ありがと。うん、大丈夫だよ」


大丈夫とは言っても大丈夫そうには見えない。祐斗は、ちらちらとむつを見ていた。実家から戻ってきたむつは、ずっとタートルネックのセーターを着ている。その理由を祐斗もだが、颯介も勿論、山上も知っていた。セーターの下には包帯があり、くっきりと噛み痕があるのはむつから見せて貰っていたからだった。


「むっちゃん、早めに帰って休んだらどうだい?報告書なんて、平日の暇な時でいいんじゃないかな」


戻ってきて早々にキーボードを叩いて、事務処理を始めていたむつは、颯介に言われて手を止めた。確かに、暇な時用に仕事を残しておいた方がいいかもしれない。


「そうしよっかな…うん…今日は帰るね」


ちらっと時計を見たむつは、少しだけ嬉しそうに微笑んだ。もしかしたら、このあとは何か用事でもあるのかもしれない。軽く化粧を直したむつは、さっさと帰っていった。

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