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よろず屋-その日常-  作者: 幹藤 あさ
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ごじつ

祐斗を駅まで送り届け、途中で片車輪を下ろした西原が家に戻ってきたのは、昼を少し過ぎた頃だった。祐斗からは、新幹線に乗ったという連絡もきていたし、実家に着いたという連絡も律儀に来そうだなと思っていた。


意外と早く帰ってきたはいいが、休みでする事もない西原は、とりあえず昨夜の片付けをして洗濯機を回した。祐斗が使った布団を干して、シーツも洗ってしまおうと洗濯かごに放り込み、いつの間にか空になっている、買ってきたつまみの袋を拾った。


細々と片付けを終えた西原は、コーヒーを片手に座るとテレビをつけた。年末で特に見たい番組があるわけではないのか、チャンネルを次々と変えていき結局は消した。


やる事もなくなったからか、西原はぼんやりと携帯をいじりながらタバコをくわえた。ついさっきまでは、祐斗と片車輪が居て少し狭く感じるような部屋ではあったが、1人になってみると広々としていて、どことなく寂しいし寒くも感じられる。


しばらくは、コーヒーを飲みながら携帯をいじっていたが、洗濯機がぴーっぴーっと鳴り、終了を知らせると立ち上がった。

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