表示調整
閉じる
挿絵表示切替ボタン
▼配色
▼行間
▼文字サイズ
▼メニューバー
×閉じる

ブックマークに追加しました

設定
0/400
設定を保存しました
エラーが発生しました
※文字以内
ブックマークを解除しました。

エラーが発生しました。

エラーの原因がわからない場合はヘルプセンターをご確認ください。

ブックマーク機能を使うにはログインしてください。
おとぎばなし ― ここまで ―  作者: ぽすしち
再度

この作品ページにはなろうチアーズプログラム参加に伴う広告が設置されています。詳細はこちら

85/146

ホムラだ


 





 

 シュンカは、ワギョク将軍のからだが、天井にとどきそうなほど高くとんで浮いているのをみた。



 力をなくしたその《黒いからだ》がつぎには一瞬でおおきくふくらみ、そのまま限界まで膨らみ続け、ただ宙にある黒いものとなり、スザクの舌をうつ音が合図だったように、破裂して、《黒い穴》となった。



「 ―― ありゃ・・・」


 破裂してできた《黒い穴》からでた、もとの《黒》とはちがう《黒色》をした長く太いものは、にょきりと伸びると、その先についた『手』をひろげて空をかき、目にしたコウドが言葉をうしなう。




「おい、領民はどこにいる?」

 スザクがコウドの足元で震えながら上をみあげている兵にきく。

「や、山神がまだ生きている山のふもとに。神官たちとともに逃げております」

「なら、おまえら残りの兵もそこへ行け。 ―― どうやらこりゃあ、おれたちで始末しねえとならねえモンらしい」

 スザクが首をかきながら、なあテツ、と相方へ声をかける。


 空をかいている太い腕は、覚えのある『気』を発している。


「 ―― ホムラだ。くっそ」


 これに、コウドとシュンカが腕をにらみあげた。


「おれが先にこの城の屋根にかかってる術をはがす。あいつに『境』をねじまげて常世のくににつながるように変形させられると面倒だ」

 セイテツの両手はまぶしくひかりだしていた。



申し訳ございません。ホムラうんぬんについては、《鬼哭》などひろって読んでみてください。。。

評価をするにはログインしてください。
ブックマークに追加
ブックマーク機能を使うにはログインしてください。
― 新着の感想 ―
このエピソードに感想はまだ書かれていません。
感想一覧
+注意+

特に記載なき場合、掲載されている作品はすべてフィクションであり実在の人物・団体等とは一切関係ありません。
特に記載なき場合、掲載されている作品の著作権は作者にあります(一部作品除く)。
作者以外の方による作品の引用を超える無断転載は禁止しており、行った場合、著作権法の違反となります。

この作品はリンクフリーです。ご自由にリンク(紹介)してください。
この作品はスマートフォン対応です。スマートフォンかパソコンかを自動で判別し、適切なページを表示します。

↑ページトップへ