仲間をつくる
肩にいる鳥が、ぶるりと身をふって、狙いは仲間をつくることよ、と小さくこたえた。
『 ―― おれのまわりには、おれをねらい裏切ろうとするやつが多くてな。もし内戦になったとき、助けがほしいのよ 』
「戦をしろというのか?」
『 いや、おれをかくまってくれればいい 』
「だから、それではおまえを追ってきた北の反乱兵と戦うことになる」
『 にげこむときは、おれを追ってこられぬようにたくさんの写しを残す 』
「写しなど、」
『 ワギョク将軍よ、おれとは、まだ本体でおうたことはないが、気づいたか? 』
「なんだと!?天宮によばれてもか?」
『 おれはな、帝と直に会うときいがいは、みな写しですましている 』
東西南北の将軍は、みつきに一度、四ノ宮の大臣によばれ、シャムショからあがった声をもとに話し合う場がもたれている。
「・・・それは、コウセンさまは・・・」
あの男は気づいているだろ、と鳥がわらう。
『 さあ、どうする?おれをかくまう代わりに、こちらの山のふもとに、北の田をつくりなり、畑を増やすなりしていいぞ。 民は喜ぶであろうな。手をあまりいれずとも、はじめから肥えた土地で作物がつくれるとあれば 』




