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おとぎばなし ― ここまで ―  作者: ぽすしち
ケイテキの中身

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罪人


 だが、っごふ、とつぎにむせたのは、下になっているケイテキのほうだった。



  「 《 な  ん だ? 》 」



 この言葉に、砂地に手をつけていたケイテキの肩がゆれ、わらいだした。


「 おれが、おまえに意地でも『のまれず』にいられた理由がこれよ。 天宮でサモンさまに髪をきられたときに、このかたならばおれの『中身』も始末できると考えた。 サモンさまは人間ではないうえに『キシン』を中にもっている。 たとえ、《この世》の道理からおまえがはずれていようとも、《この世》の者であるおれがキシンの《術》にはまれば、おれとつながっているおまえもはまる」



  「 《 なにを くだらん 》 」



「最後だけはおまえの思い通りにさせぬぞ!!  おまえはじぶんだけ、この砂粒と同じかたちになってまぎれて、ここから生きのびようとしているだろうが、そんなことはさせぬ。 いいか、このおれは西の民はもちろん、下界の人間みなを、きけんなめにあわせた『西の将軍ケイテキ』だ。 《この世》では、そういう罪人がどうなるか知っているか?もちろん知っているな?」


 にっとわらいみおろすケイテキの口から、黒いものと赤い血がまじり垂れだした。





申し訳ございません。罪人うんぬんのはなしは、しりーずの『ゆらぐ 』をひろい読みしてみてください。。。

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