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おとぎばなし ― ここまで ―  作者: ぽすしち
ケイテキの中身

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119/146

出現







     『  よいか 


           これは  黒ではない  』




    景色がはがれおちた黒い間から、人間の男の声がひびいた。






     『  天はただ、いつも蒼くあるだけだ  』



         また、景色がはがれる。





   『  陽が消えれば、蒼が増す  』



         景色がはがれ、黒がひろがる。






 『  増した蒼が、重なりすぎておもくなり、こうして黒くみえるのだ 


                      

                                見ろ  』




        黒から、にゅう、と人間のかたちの手がつきでる。




   『  闇 は、なにかを隠すのではない


           本来の姿を浮かび上がらせるのが 闇 なのだ 』




     

   つきだされた大きな手の指が、なにかを掴むようにまげられた。





    『  だからおれは 

       

               ―――  惑わされぬ  』




     指のまげられた手は拳となって、残りの景色をすべて打ち砕いた。















このシリーズの『鬼哭』をコピペです。。。

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