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この作品には 〔残酷描写〕が含まれています。
苦手な方はご注意ください。

山本遊佑

のめり込んでいた時のパチンカスさんの一日

作者: 山本遊佑

 お恥ずかしい話をしよう。


 それでは、今回はあるパチンカス(パチンコにはまってしまった、どうしようもない人のこと、笑)の10数年前ぐれえの一日に触れていきましょう。


 休みの日、新台入れ替えと重なる(基本通常日でも)と、パチンコ店の開店前に並びます。

 その中には、常連さん、会社の同僚や友人がいます。

 いやこの面子落ち着くわ~(笑)。

 並びは50人くらい、この後、抽選が行われます。

 しかし、新台が取れても取れなくても、遊んでしまうのがパチンカスの性、抽選に漏れ今日もフラフラっと新台ではないお気に入りの台に座ります。

 ま、新台取れたからって勝てる訳じゃありませんから・・・。

 しかし座った台で当たって、楽しめればいいのですが、パチ屋も商売です。

 勝てる台や見せ台は、そんなにありません。

 昼過ぎぐらいに、手持ちのお金が底をつきます。

 で、どうする?

 とりあえず、店に併設された食堂で遅い昼飯をとってクールダウンします。

 しかし、気持ちは、

(続行だっ!)

 ですよ、撤退など選択肢にありません(笑)。

 コンビニダッシュをかまし、ATMで追加投資であります。

 そんな時、頭の中ではこうやってこう連チャンすればまくって勝てる(※フリーズを引いて高継続で連チャン)と都合のよい妄想をして勝利の方程式を描いております。

 しかしパチ屋も生かさず殺さずのモットー通り、私の台はうまい具合に当たりとハマり繰り返し、いつのまにか夕方になっています。

 ホールの中にいると、時間の認識が皆無となります。

 これ本当なのです。


 夜になり、夕飯も食べずにホールを彷徨い、いい台がないかと物色・・・この頃になると、逆転勝利ではなく、連チャンして一矢報いたいという負けフラグ立ちまくり野郎と化していおります(笑)。

 そして、閉店、奮闘むなしく私は店を後にします。

「あー、五万負けたっ!」


 はいコレ典型的なパチンカスです。

 しかも、後悔は一晩寝ればケロリと忘れます(汗)。

 これが不思議なんだよな~。

 当時は低貸しで遊べる店はなかったので4円パチ20円スロでした。

 軍資金が半端なかったですよ。

 普通に遊んでいました・・・今じゃ到底考えられんなあ。

 それだけ出れば爆発する台、夢が見られる台があった訳ですが・・・まあ、おそまつですね~。

 

 お金と時間の浪費と思ったでしょ?

 遊んでいる本人はそんな自覚ないんですよ。

 後悔?

 ないなあ~。

 楽しかったもん。

 辛い時、きつい時もパチに行けば忘れられました。

 現実逃避やね・・・でも、これがあったおかげで助けられた面もあるのです。

 ただ一日中はやりすぎですね。

 はい、パチンカスさんの一日でした。



 べ・・・べ、別に恥ずかしくないんだからねっ!

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― 新着の感想 ―
[良い点] パチンコに熱中していた頃について明るく振り返られているところ。 [一言] 私も大学生時代にそんな時期がありました。 バイト代をつぎ込んでは、負ける日が多くて、 でもまたそれの繰り返しでも …
[一言] 子どもの頃、パチンコ屋さんの前に朝から並ぶ人達を見て、なんで並んでいるんだろう……? と思っていました。 大人になってから出る台を引き当てるためと知ったのですが、あれ抽選なんですか! 初めて…
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