3話 神の加護?(怪しい)
こうして私は転生した
――――――オギャア!!オギャア!オギャ??????
私・・・赤ちゃんからやり直し???
え、どうすれば?
「ちょっと!!!この赤ちゃん、突然泣き止んだわよ!!!意識ある???」
「落ち着いてくださいミカ様。今意識を確かめます」
わあ~~言葉がわからない~~
さすが異世界
でもなんとなく今どんな状況かはわかる
ベッドに横たわりながら、苦しそうに叫んでいる女性―はたぶん母親
そして女性を気遣いながら慌てて私の容態を確認しようとしてる白衣を着た男性―はお医者さんか
さっき泣き声を強制停止させたからな
そりゃ心配するか
赤ちゃんの泣き声を真似てみるか
「オギャア!オギャア!」
とにかくやり過ごすしかない。
お釈迦様はここで言語を発したというが無理があろう。
まず、この世界の言語がわからない。
わかったところで奇怪な行動をとれば、変な処置を受けるかもしれない
ルーク様よ、赤ちゃんからやり直すとか聞いてないぞ
この先数年は赤ちゃんの真似で自由に動けないし、暇だなぁ
でも今後の人生をしっかり考えられる時間は大事だよね!
ポジティブシンキングは大事だね。
この世界での母親も良い人そうだし、ここに生まれてきたことには幸運かな
にしても普通言語がわかるようになってるはずなんだけど・・・
――――――こうして3年がたった。
この3年間は退屈だったけど、
わかったことをまとめてみよう
・いまいる町は3000人規模の町
・この世界はモンスターが人々を襲い、冒険者が撃退する
・医療は痛み止めなどはあるが、あまり発展してない
・モンスターは食べられる
・農耕もしてる
・母親は町長の娘
・父親は冒険者(家にいないことが多い)
・魔法が存在しない
魔 法 が 存 在 し な い
・・・・・・・・・・・・?????????
ワタシ 最強の魔法使い
この世界 魔法使えない
神の加護とは(哲学)
タイトル回収会
こゆことです