2、こいつ、頭大丈夫か!?
頑張ったネタ回です。
「ハァハァ。こんな暑い日にパシらなくてもいいじゃねぇか。」
と俺、高遠零都は嘆く。現在、七月半ば、真夏の山の道なき道をガサガサと進んでいく。
今、俺は素晴らしく憎たらしい姉に絶賛パシられ中だ。姉の名前は高遠秘恵。どうやら姉が肝だめしに友人と神社にいったとき、とても大事な御守りを忘れて来てしまったらしい。んで、「弟よ、君今暇だろう?助けてはくれないかい?(ニコニコ」と半ば脅され今にいたる。鬱陶しい木々をぬけると、何かふいんきがある古い神社が見えて来た。余りこの辺りは来たことがないのだが、姉に貰った地図を見る限りおそらくこれが目的地だろう。
「ふぅ。結構疲れたな。すこし休憩するか。」
よいしょっと今にも崩れ落ちそうな縁側に腰掛ける。、、、、ガサガサ。ガサガサ。
「?」
野生の獣の類だろうか。そう思った時、
「一目惚れしました!!私と契約してくださいっ」
何かがそう叫びながら、飛んでくる。何故か少しだけイラついたので、避けるさいにちょっとスピードをつけて受け流した。小さい頃合気道やっていてよかった。決して放り投げたのではない。異論は認めない。
すると"空を蹴って"戻ってくる。、、、って、、、え?
私は、諦めないぃぃぃいい!!
ズッサァアアアアア。そしてそのまま草むらに仲良くサンドイッチになった。具は無いが。
「そういえば君、誰?」
、、、喧嘩売ってるのだろうか。一応この失礼を極めた塊に話しかけてみよう。幻聴かも知れない。
「すまない。もう一回言ってくれ。」
「だから、君は誰なんだい?」
どうしよう。幻聴じゃなかった。
「お前から名乗るのが礼儀だろう。」
「え?あっそうか。ゴホン、、、私は望月律。仕事でこの世界に来た、15歳の超美少女です。」
初対面の相手にいきなり飛んでくる奴にしては普通な事を言う。最後の方はスルーで。
「高遠零都だ。あと退け。重い。」
「むっ、重くないけど。」
むすっとしながら退く。
「んで俺に何のようだ。契約?ってなんだよ?」
「ふっ。そうかそうか。聞きたいか!!心して聞くがいい。私は神様なんです。偉い人なんですよ。だから重いといったのを反省しなさい!」
ん?
こいつ、頭大丈夫か!?
ヒロイン登場です。ボケ成分を早めに入れとかないと、、、と、結構な急展開。きっと読者の皆様は、
はい?となられているかも知れないです。近々設定をまとめたものを投稿しますので、
よろしくお願いします。あと大幅に文を変えさせて頂きました。申し訳ございません。
[次回予告のコーナー!!と、律さんです。]
{零都です。}
[さて今回は、私のキュートな登場でした。]
{もうつっこまない。もう、、、人生に疲れたんだっ}
[軽くキャラ崩壊している零都さんですが、あえてスルーで。]
[んで、次回は、説明回になりそうです。]
{今後もあたたかな目で読んでくださると嬉しいです。}