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異世界転移した日に世界最強になってしまったんですが  作者: ペテグリュー
第二章 レギオス王国
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第六話 住む家


「起きなさい!」

「うおっ!」


罵声と共に叩かれ、跳ね起きる。

まだ脳があまり働いていないが、なんとかその人物を確認する。


「なんだ剣聖か」

「なんだじゃないわよ!貴方誰⁉︎そしてなんで貴方が私の家にいるのよ⁉︎」


そういえば城から剣聖の家に転移した後、疲れたから寝てしまった記憶がある。

家に知らない男がいるんだ。確かに驚くわな。


「落ち着け。俺は黒崎夜空だ。そして俺は、お前が倒れちまったから家まで送ってやったんだ」

「それは……ありがとう。だけどそれとこれとは話が別よ!まずなんで私の家を知っていたの⁉︎」

「それは…スキルで分かった」

「そんな馬鹿げたスキルがあるの⁉︎」


お前、スキル『叡智』を馬鹿にするなんて…。

Ap○leとGo○gleを敵にまわしたぞ。


「というか…夜空は私を怖がらないの?」

「どういうことだ?」

「いいから答えて」

「いや全く怖くないぞ?弱いし」


すると剣聖は一瞬、嬉しそうな顔をしてからすぐに怒ったような表情になり、


「言っとくけど私は弱くないわ!」

「最初の打ち合いの衝撃で気絶したのに?」

「それは………たまたまよ!」


あれがたまたまか〜。ちょっと無理あるけどな。

面白そうだからステータスを見せてみるか。


「おい剣聖、じゃあステータス見せてやろうか?」

「そうね、見てみたいわ。なんか夜空のステータス、鑑定を使っても分からないのよ」


どうやら『隠蔽』は上手く機能しているようだ。

後何か必要なスキルはあるかな。ちょっと考えておくとするか。


「『ステータスオープン』、『開示』ほら剣聖」


開示して俺のステータスを剣聖に見せてやる。

すると剣聖は、驚愕の表情を浮かべたまま気絶した。



少し時間がたつと、剣聖が復活した。


「ここはどこ?」

「お前の家だよ剣聖」

「うわっ化け物!」

「お前………かなり傷ついたぞ」

「だってなにあのステータス!馬鹿なんじゃないの⁉︎」


めっちゃ、えぐってくるんですけどこの人。

やっば隠蔽必須です。化け物扱いされるわ。


「まあそんなことはどうでもいい」

「良くないわよ⁉︎」


なんかこのやり取り二回目だな。

まったく、細かい男は嫌われるぞ?いや剣聖は男じゃなかった。


「頼みがあるんだ」

「何?」

「ここに住ませてくれ!」

「……!それってプロポーズ⁉︎」

「アホか!普通に住む家がねーんだよ!」


そう、多分俺なら今にでも『操作』で地球に帰れるようなスキルを習得出来ると思う。

だが勇者の仕事を放棄した今、地球よりこちらの方が自由に楽しく生きれると思うのだ。

なのでこの世界を楽しむために、色々な国を見て回ろうと思ったのだ。まずは今現在いる王国からと思ったのだが、あいにく金がない。

ということで剣聖の家に居候しようと思ったのである。


「頼む剣聖!お前しか頼れねーんだ!」

「……アリス」

「?」


すると剣聖は顔を赤らめ、


「わ、私の名前はアリスよ。アリスと呼ぶなら考えてやらないことはないわ」


ヤバい急に可愛く見えてきたんだが。

まあ今はそんな場合じゃない。


「頼むアリス!」


するとアリスはとても華やかな笑顔をこちらに向け、


「わかったわ!」


と言ってきた。ドキッとしてしまったことは内緒である。




こうしてアリスの家に住むことになりました。







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