表示調整
閉じる
挿絵表示切替ボタン
▼配色
▼行間
▼文字サイズ
▼メニューバー
×閉じる

ブックマークに追加しました

設定
0/400
設定を保存しました
エラーが発生しました
※文字以内
ブックマークを解除しました。

エラーが発生しました。

エラーの原因がわからない場合はヘルプセンターをご確認ください。

ブックマーク機能を使うにはログインしてください。
異世界転移した日に世界最強になってしまったんですが  作者: ペテグリュー
第二章 レギオス王国
16/26

第十四話 強化


俺達はアリスの家に帰ってきていた。

だがさっきからマーラの顔色が悪いように感じる。

さっきのことを気にしているのであろう。

さてどうしたものか、と考えていると先にマーラの方から声をかけてきた。


「申し訳ございません。取り乱してしまって。あそこまでの殺気を向けられたのは初めてだったのです」

「いいんだマーラ。さっきの奴は気にするな。これは戦争をしているから差別されているのであって、お前は何も悪くないんだ。そして言ったろ?絶対守ってやるって」

「ご主人様……。はい、私はもう大丈夫です。ようやく気づきました。もう私はご主人様がいればいいです。他の人間なんて知ったことではありません」


あれ?なんかおかしな方向に行ってしまった気がするぞ?

まあ解決したようだからいいか。


でもまあさっきはカッコ良く言ったはいいが、守るのも限度がある。

ずっとマーラにはついてはいられない。

いつ単独行動になるかも分からない。

そのため、マーラには最低限自衛をしてもらわないといけない。

そのことをマーラに伝えると、


「では私が強くなるしかないですね」

「うーんどうしたものか…」


と二人して悩む。

しょうがない、暇を見て鍛錬するか…。



いや待てよ?なんで俺は気づかなかった。


『操作』を使えばいいじゃないか。


この『操作』は他人のステータスを下げることができた。

つまり、上げることもできるはずだ。

こんなことにすぐに気づけないとは俺も馬鹿になったもんだな。

このままでは、童貞ぼっちに落ちこぼれが追加され、更にキャラが濃くなってしまう。

なんか生まれて初めて勉強したくなったかもしれないな。

そんな馬鹿なことを考えながら、マーラに尋ねる。


「なあマーラ、ステータスを上げてもいいか?」

「ステータスをですか?どういうことですか?」

「まあそれは見てからのお楽しみってことで」


そして俺は『鑑定』を使い、続けて『操作』を使ってマーラのステータスを操作する。

さて、どういう感じにしようか。

悩みに悩みまくって完成したのが、こちらのステータスだ。



名前 マーラ=パレスト

性別 女

種族 狐族

年齢 15歳

レベル 999

体力 99999

筋力 99999

耐久 99999

敏捷 99999

魔力 99999


〈種族スキル〉

変身


〈スキル〉

気配察知LVMax、魔法LVMax、自動回復LVMax、無詠唱LVMax


〈称号〉

パレスト国の第一王女




また化け物が誕生してしまった気がする…。

反省はしてます。はい。


驚くべきことに、マーラはレベル999999まで上げることができた。

今は自衛のためなのでレベルをおさえておいたけどな。


だがどうやらレベルの最大値は、種族ごとによって違うようである。細かい能力値もそうだ。

少しそこらへんは研究してみようと思う。


そしてマーラを何にしようかと迷ったが、最終的に魔法少女にしました。

初めから魔法を覚えていたし、剣術とか覚えさせちゃうと新たな剣聖が誕生しちゃうからな。

そこらへんは自重しました。


この後マーラが自分のステータスを見て、驚きのあまり気絶したことは言うまでもないことである。



〜〜〜〜〜〜〜〜



「なんで私を化け物にしてるんですか!」


目が覚めてマーラが言ったことがこれである。

酷い言い草だな。

まあ反省はしているが後悔はしていない。うん。


「ていうかどうやってやったんですか!」

「まあそれは秘密だ。そしてマーラを守るためなんだから仕方ないだろ?」

「少し過剰すぎな気が…。というか守るってこういうことじゃないと思うんですけど…。なるべく私はご主人様に守られたいのですが…。」


マーラが何かブツブツと言っているが、問題は全て解決した。


窓から外の様子を見ると、太陽はいつの間にか沈んでいて(太陽のようなもの)、大分暗くなっている。

今日も一日が終わりそうだ。

明日は剣聖が帰ってくるはずである。

そろそろ出発することになりそうだ。


俺は次の旅を楽しみにしながら、眠りについた。




評価をするにはログインしてください。
ブックマークに追加
ブックマーク機能を使うにはログインしてください。
― 新着の感想 ―
このエピソードに感想はまだ書かれていません。
感想一覧
+注意+

特に記載なき場合、掲載されている作品はすべてフィクションであり実在の人物・団体等とは一切関係ありません。
特に記載なき場合、掲載されている作品の著作権は作者にあります(一部作品除く)。
作者以外の方による作品の引用を超える無断転載は禁止しており、行った場合、著作権法の違反となります。

この作品はリンクフリーです。ご自由にリンク(紹介)してください。
この作品はスマートフォン対応です。スマートフォンかパソコンかを自動で判別し、適切なページを表示します。

↑ページトップへ