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ぼくの詩集

どうせ

作者: 桜井あんじ

戦争反対 さけぶ人々いるけれど

その戦争が おわっても

どうせまた べつの場所 べつの戦争 すぐにはじまる


今日もどこかのまずしい国で 飢えたこどもが死ぬけれど

こどもなんてどうせまた 産まれてくるよ いくらでも


君はたしかに うつくしいけれど

その美も どうせあと10年も 持ちゃしない


あのひとはとても やさしいけれど

どうせ さいしょだけ


だからぼくは きょうもいちにち 部屋でゲームをしてすごす

だからぼくは 腹をへらした犬のように 次から次へと本を読む


だってどっちでもおんなじじゃないの どうせ


それでもたまにはきまぐれに

母ちゃんのため 皿洗いくらい してやりたい気分

まあどうせやらないんだけどね


どうせ


どうせいつかは ぼくも死ぬ 

だからかっこよくても わるくても

どうせ たいした差はないよ


だれかぼくのこと なんか言ってる 

でもどうせ他人 どうでもいいよ

ぼくがぼくのこと 分かってさえいれば


きみとぼくは どうせ いつか会う

だっておなじ目的地に 向かってるから

だから あせることないよ


がんばって いろいろがまんして しあわせになったって 

しあわせというのは どうせ そこで ゆきどまり


どこまで行っても どうせおんなじ

なら ここでも いいんじゃないかな


いいじゃないですか どうせ だめもと

どうせ 生きていかなきゃ いけないのなら

どうせなら

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