~ epilogos ~ (甘め)
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※エピローグは数パターン用意してみました。
普通、甘め(いろんな意味で)、バッド
お好みでお選びくださいませ
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………………………………
い……
き…………
て………………
い……………………
る…………………… ?
柔らかなぬくもりに目を開けると、そこには優しい笑みを浮かべる武藤さんの顔が間近にあった。
「武藤さん?」
俺を抱きかかえるようにして。その背中には巨大で真っ白な翼が。
「人の世界に舞い降りた天使……。
それがわたしの真の姿。
あなたの翼はわたしの翼でもあったの。
それを今だけはちょっと貸してもらったわ」
何がどうなったのかわからないが……。
俺も武藤さんも無事だったということだけは確かだ。
それに、ミエラも市ノ瀬もエルーシュだって。
武藤さんの瞳には悲しみの欠片はこれっぽっちだってない。
「最後の最後で……。
やっぱり武藤さんに助けてもらっちゃたな」
しかも抱きかかえられるという、男女の役割で言えば真逆の状態。
「わたしがこの姿を、
わたしの背に翼が戻ったのは、
全部石神君のおかげだから……」
その言葉だけでもありがたい。
「帰りましょう。
みんなの元へ。
わたしたちが出会い、そして暮らした元の世界へ」
武藤さんはゆっくりと翼をはためかせながら。
旋回しながら降下していく。
みんなの待つ元へ。元の世界へ戻る門をくぐるために……。
~ fin ~
ありがとうございました
ありがとうございました
ありがとうございました
気持ちを込めて三回唱えます。
(初稿ではなんにも考えてなかった)クライマックス書ききって、10万字も超えたのでめでたく一旦、再完結でございます。
機会がありましたら、別の作品でお会いしましょう。
では ノシ