第5話:決闘の始まり
開いて頂き、ありがとうございます!
現在リアルが厳しいのもあってか、睡眠時間が毎日二時間ほどになっていましたため、所々おかしなところがあると思われます....
のでッ!じゃんじゃん指摘して頂けると嬉しいです!
自分はマゾではないです。カスです。
只今僕がいる場所は、天井が開けている広いドーム型の建物の中。
ここは、演習場、または闘技場とも言われる.....本来ならば、上級生の自主トレや授業の実技で使用されるはずの場所である。
Q ー何故こんなところにいるのか?
A ーそれはカーダー君の訳がわからない言動のお陰で決闘する羽目になったから
そう....件の決闘である・・・
カーダー君との決闘はあの騒ぎから二週間後の事となったのだ。
こちらとしては、闘うなら闘うで早いに越したことはなかったのだけれど、あちらとしては、姉さんから受けたダメージを回復させるまでにそのくらいの期間が必要だったのだと思う・・・
治癒魔法術を使えばすぐその場で治るのでは? と思ってしまうだろうが、それが適用されるのはうちの家族やその関係者の人達、それに治癒魔法術に長けている人達だけで、カーダー君にとってはすぐさま治るようなものではなかったのだ。
・・・
彼の体調がすぐには治らなかった理由.....それは治癒について少し掘り下げると理解できる。
魔法術には、最下級から最上級までの五つの楷級があるのは、魔法術を習得しようとした者ならば、誰もが知っていることだろう。
最下級ならば日常生活で使用する程度であり、楷級が上がるにつれて威力・効果・範囲など驚異的なものとなっていく.....もちろん、それに見合った多大な魔力を必要とするが、魔力があり習得している者ならば、なんら問題はない。
そうやって五つに括られてはいるが、魔法術というのは、ただ言葉を紡げば発動されるというものではない。
発動はされるのだろうが、術者によって及ぼす効果の幅がだいぶ違ってくるのだ。
一:魔法術.....細かく言うならば"魔力"というのは、術者の身体、精神の状態によって変動する。
二:術者それぞれに魔力の質があり、その質によって幾らかの幅がある。
一についてはその言葉の通りである。
二について・・・これは、人がそれぞれなんかしらの個性を持っているように、その人が持つ魔力にも同じことが言えるという意味だ。
カーダー君が下級以上の治癒を使えるのかは定かではないが、治るまでに二週間ほどの期間を要したというのを考えると、彼自身は治癒魔法術に関して使えるのは、最下級の.....しかも治癒に適さないものであると思っていい。
僕のように、学院内では力を極力使わないようにしているなら別であるだろうが。
騒ぎの時に先生に治療してもらえば良かったものを、プライドがなんたらと言ってバッサリと断るようなことをするから二週間も掛かったのだ・・・
闘技場のリングにいるにもかかわらず、長々とこんな呑気に考え事をしていられるのか.....
それは・・・
僕が、嫌々ながらすることになった決闘の対戦相手であるカーダーの野ろ....カーダー君が未だに来ていないから。
自分から決闘すると言っておきながら、半々刻も遅刻して、何も連絡を寄越さないというのは、あまりにもあり得ないことなのではないだろうか?
見世物ではないはずのこの騒ぎを聞きつけて周りに集まっていた幾多の学生達も、大層暇そうにしていて、彼の遅さに帰る者もちらほらといた。
審判役の先生は、もう時間の猶予は無いとでも思ったのだろうか..... " あと半々刻経ってもカーダー・シルメイルがここへ来なかった場合、リヒト・ローゼンベルクの不戦勝とする!" と会場中に響き渡るように告げた。
それから待っていること約半々刻....つまり開始されるはずの時刻から半刻ほど経とうとしたちょうどその頃、問題の彼は堂々とした態度で、この場に現れた。
「おぉっ!観客の数が凄まじい!やはり皆、落ちこぼれが負けるところを見に来たようだな!」
会場に入ってから最初の言葉がこれである。
彼から"申し訳ない"という気持ちが少しでも感じることが出来たならまだ良かったのだが、現れた彼からは、そんな大層なものは感じられなかった。
「えー....落ちこぼれは、と.....ん、しっかり来ているようだな。もしや逃げ出したのではないかと思ったぞ?」
「・・・・・ 」
遅れて来たにも関わらず、審判の先生に対して謝罪することなく、にやにやしながら頭が沸いているとしか思えないような発言をする彼は、もう色々と手遅れなのだろうか.....?
文句の一つや二つ言ってやりたいが、この様子だと試合開始がさらに遅くなりそうな気がするので、黙っていることにする。
それに・・・
闘いが始まるまでは、彼の言葉を耳に入れずに無心になることが、ベストな選択であるように思えた。
「ふむ.....口が無いようだね?いや、耳の方かな?」
「・・・・・」
「どっちにしろ、君には相応しい欠落具合じゃないか?落ちこぼれだしね!ははははは!」
「・・・・・」
「・・・ふん、張り合いが無いな.....まぁ、落ちこぼれなんてどうでもいい....それよりもラ「いい加減そろそろ始めたいのだが?」・・・」
彼と僕との間に、頬を引き攣らせながら仁王立ちする審判の先生。
さすがの先生も限界のようだ。
「あーもうそんな時間ですか!こいつがここに居るせいで、思ったことを言ってしまいまして....えーそれでは、さっさと始めましょうか 」
「「・・・・・」」
この時、僕はとある違和感を感じたのだけれど、先生はどうやら違ったようだ。
先生は、頬を引き攣らせた顔を作り物のような笑顔に変え、こちらの方へと歩んで来て、一言ぼそりと僕に向かって言った。
「・・・ぶちのめせ 」
「・・・・・」
今回ばかりは、先生がそう言ってしまうのもしょうがないとは思ったが、
感じた違和感が消えなかったこともあって、その言葉に対して頷くだけで済ませた。
「先生?どうかしましたか?」
「・・・いや、ちょっと確認をな..... 」
僕を一瞥した後、もといた位置に戻った先生は、すぐに決闘を始めるために行動した。
「んんっ、それではこれより、リヒト・ローゼンベルクとカーダー・シルメイルの決闘を始める!自らが勝者となった場合、相手に提示する条件を互いに確認せよ!」
「ふん.....僕の勝利はすでに決定されている!ライナは僕のものとなるのだ!」
再び違和感を感じたが、それを決闘中に考えようとするほど舐めてはいない。
今現在から考えないようにする。
「・・・こちらが勝利した場合、今後一切、カーダー・シルメルク及びシルメルク家からのライナに対する如何なる干渉をも厳禁する 」
彼は僕の言葉に何か反応しようとしたようだが、何も言わずに飲み込んだようだ。
「 両者、宣誓せよ!」
決闘前における宣誓・・・
それは、自らの家、自らの名を賭けて行う誓いの儀。
「我、カーダー・シルメイルは、セレクラース魔法学院の生徒として、如何なる結果になろうとも真摯に受け入れることをここに誓う!」
「我、リヒト・ローゼンベルクは、セレクラース魔法学院の生徒として、如何なる結果になろうとも真摯に受け入れることをここに誓う 」
僕と彼の宣誓を確認し、しっかりと頷く先生。
そして次の言葉とともに・・・
「よろしい!お互い、悔いのないような闘いになることを願う!それでは・・・始めッ!」
試合は開始されたーー
読んで頂き、ありがとうございます。
あまりの駄文さに吐き気を催した方、大変申し訳ありません....orz
「ここを~したほうがいい」という思いがありましたら、仰ってください。
作者の豆腐メンタルはアン○ンマンの顔の如く、ごっそりて削られると思われますが、ジャムお○さんが新しく作ってくれます。
たぶん大丈夫です。
4/8
poil様のご指摘により、~刻について修正しました。
4/11
渡り鳥様のご指摘により、~刻のところを修正しました。
ありがとうございます!




