ハムスターにケーキと事件を
ここは、ハムスターが住む、ハムstarアイランドの商店街。
辺りは、merrychristmasソングと
クリスマスのにぎやかなムードでいっぱい。
「そのひまわりケーキ、50 htもすんのっ!?」
「当たり前じゃ。真心込めてつくっとるから。」
「せめて20ht!!」
「じゃ、45ht。」
「高いンですけど」
そういって、サイン&署名を出した。
「なんじゃ?これ。」
「うちの名前は、ナッチュ。将来有名人になれるかもしれないから、
そん時はこのサインをうっぱらって金にすりゃ、大稼ぎ。署名は、困ったときに使えばよし。
これで15htで買ってもいいだろ?」
「交渉価格20htから15htにかわってるよな・・」
「当たり前だ。これでこそナンボの商売!」
「いや、お前商売してないじゃん客の立場だろ・・」
「・・ともかく、15ht!」
「う・・む、じゃあがんばって、25ht!」
「半額になったか。でも交渉はまだだ!」
「のぞむところじゃっ!」
なぜか、状況がおかしくなっているのを
他の客は不思議そうに見ていた。
_5時間後__
「なかなかやりおったの。」
「ここまで長く続いたのは初めてだ。
結構商売上手じゃん。」
「お前さんに言われると嬉しいの。」
「じゃ、サンキュっ!」
ナッチュは、2ht渡して帰った。
「わしを2htで売らせるとは、すごいのう・・」
さりげなく呟いた。
「よーしっ2htで買ったケーキさっそく・・」
ナッチュは微笑みを浮かべた。
ピンポーン
チャイムが鳴った
「あーもうっいい所で・・」
そう言いながら、ケーキを冷蔵庫にしまった
カチャッ
「どちら様・・」
「すいません、カチャイルセンターと申します。」
ナッチュは、その名前に勘付いた!カチャイルセンターは、
TVであっていた悪質勧誘のベストランキングNO1だった!
今すぐ帰ってもらわなければ・・
「申しわ・・」
「お宅にひまわり製造機はありますか? ないですよね~
ひまわりが無限に出てきて、htもガッツり獲得出来ますよっ」
出た!!一方的な会話。しかもひまわり無限にでてきたら、
得すぎてありえんし、まずそんなん出来たら、カチャイルセンター
がそれを使って大儲けできとるはずやし・・
悪質勧誘被害一位も確か、この製造機やなかったっけ!?
「あの・・」
「やっぱ欲しいですよね、100htです!!じゃ、ここに署名を。」
ぼったくりだ!!
まさに客は、製造機で100ht以上製造して、元が取れると思っているのだ。
そしてナッチュは、いい事を思いついた!
「私お金がないので失礼し・・」
「借り金ならありますよ!1ヶ月以内でしたら手数料無料、
それを超えると、1日あたり1000htで。」
ぼったくりだー!!
こうなると、最後の手段に挑むしかない!
決心して、
ドアを強引に閉めた。
ドンドン、ガンガン ドアを蹴っている音がする、がすぐ終わった。
ナッチュは、ホッとして冷蔵庫からケーキを取り出そうとすると、
ウィィーーン
ドリルの音だ!!
急いで警察に連絡した。
昨日のケーキは本当に・・
そんな事より、
朝、ドアの外側がどんな惨状になっているのか確認すると、
驚く事に、
完全に塗り替えられていて、
{この度は申し訳ございませんでした。}
と張り紙が貼ってあった。
さらに、警察からだろう、
50ht、協力金として置いてあった。
ふぅん、と口を鳴らすと、
その50htを持って昨日のケーキ屋へ行った。