取材?
実を言うとパソコンのキーボードの練習をするために書いているので内容は期待しないでください(苦笑)
今回はあの子の自己紹介からですね。
ガタッ。
あの子が立ち上がった。教卓の前までいくとすぅと深呼吸をして、
「私の名前は桐谷幸です。好きなことはおしゃべりとか運動とか!去年から知ってる人も、今初めて知った人もこれからよろしくお願いしまーす!」
…おもっていた以上に明るい子だった。桐谷幸…さん。よし、覚えたぞ!というかもともとこの名前知っていたような…まぁそんなこと考えてもわからないし。そのあとの僕は完全に桐谷さんのことを考えていて、まともに意識が戻ったのは始業式も終わっていて帰りの会のさようならの挨拶が終わったあとだった。
………い……!
あー、桐谷さんにはなしかけるにはどうすればいいだろう。
…お……い…!
とりあえずおはようとかの挨拶からはじめればいいかな?
…おい!
あれ、誰かに呼ばれてる?
ゴスッ!!!
背中を叩かれた。
「いったぁぁ!誰!?」
顔を上げると見知った顔が。絶兄だった。
「お前…なに初日そうそう寝てるんだよ。さぁもう帰るぞ。」
どうやら僕は寝てたようだ。よくあることだよね、うん。そして周りを見回してみたが、もうクラスには僕と絶兄しかいなかった。絶兄には悪いことをしてしまった。
「ごめんね、帰ろうか。」
そうして帰路についたのだが。後ろから誰かにつけられているような気がした。
次の日。今日は昨日と違い、家を早めにでることができた。けれどやっぱり…
「誰かにつけられてる。」
とつぶやいたら、
「イチも気づいてたのか。」
どうやら絶兄も気づいていたようだ。つまり誰かにつけられているのは勘違いとかではないらしい。
うーん、どうするべきなんだろう。などと考えているうちにあちらから姿を現してくれた。
「あ、あのぅ…」
とても弱弱しい声で話しかけてきた。制服は僕たちと同じだった。ショートヘアでクリクリした目で…その…胸が大きい。クラスでこの子をみた記憶はない。じゃあなんの用なんだろう。
「わた、わたがし!…じゃなくて、私、情報部という部活をやっていて…」
これは、部活の勧誘?そういえば部活とか考えてなかったなどと思い、絶兄の顔をみる。絶兄はうなずいてきた。あれ、この部活にはいっちゃうの?いやいや、もう少し考えようよ。すると、少女が続きを話してきた。
「その…取材…いいですか?」
は…い?取材?なんで入ったばかりの僕たちが取材なんだろうとおもっていたら。
「もちろんオーケーだ。いいよな、イチ。」
はやい。もしかしてさっきの頷きは、取材だってわかっててのオーケーサインの頷きだったのかな。だとしたら僕バカじゃん。かなり気分が沈んだ。でもどうして取材するのか聞いておきたかった。
「あの、その前にどうして僕たちに取材を?」
ゴスッ!!!
いたい…。絶兄に脇腹を殴られた。そして耳元でそれくらいわかるだろ!といわれた。だからぁ、わからないからきいているんじゃないか。絶兄は
「俺が最強だからだよ(キラリ)」
と耳打ちしてきた。はい、ありえなーーーい。
少女は少し戸惑いながらも答えてくれた。
「それは…お二人は…今年からこの学園にきたみたいなので、あと面白い方たちだときいたので…あぅ…」
ふむ、だいたい把握した。だが、まて。面白い方…たちだと!?やっぱりそうなるんだよね。
「なるほどね、ありがとうえっと…」
名前がわからず戸惑っていると
「佐々木さやかです。」
察してくれたのか、名前を教えてくれた。
「そっか、佐々木さんね。僕は…」
といいかけたところで
「神谷一夜さんと…神谷絶さん…ですよね?その…情報部なので…。」
情報部って大変そうだなと思った。
この後取材されたんだけど…まぁお察しの通り絶兄によって最悪だった。
閲覧ありがとうございます。
字だけで表現するのは難しいと改めて感じています。