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4/17 午後

「クソが。また負けた。何でそんなにつぇーんだよ?」


帰り道もポーカーをして帰った彼ら、ルイスはまたもや負けてしまい失意のどん底に近いような位置にいる。


「まぁ趣味?」

にやけるように朱雀が答える。またもや朱雀が圧勝したのだ。その後解散すると朱雀はトムとともに第五体育館へと行く。今日はそこの半面が使える日らしい。


「おーい。新入部員連れてきたぞー」


ルイスが声をかける、そこに居たのはたった二人だった。


「ルイス…まさか、さ?」

「おそらく、そのまさかだ。」


仮に朱雀とトムが入っても四名。そもそも人数が足りない。


「ねぇ、ルイス、実は他の部員も…」

「いねーよ。おい、お前ら、来い。」

「はーい。」「ウィッス。」


そう言われ二人の生徒が朱雀たちの元へと近づいていく。

一人は身長150位でツインテール。髪の色は茶色。

「やっほー!部長のモーナ=ヘンネバリだよー!」


もう一人は身長180越えの白髪赤目、逆立てた髪のせいで不良のようにも見える。

「俺はジルド、ジルド=インカンテラ。こいつの子守りだ。」

「子守りとはなんだい!子守りとは!」

「黙れ。チビ。」


ルイスが肘で朱雀を突く。自己紹介しろと言うことだろう。


「ぼっ僕はスザク=タカサキです。」

「あー知ってるよーみたもんー」

「ああ、お前が。」


続いてトム。

「トム=アンダーソンです。よろしくお願いします。」

「よおろしっくねー」

「おう。」


その盛り上がりをルイスが制する


「ああ、やべ、今週中に部員を五人集めないと廃部だって校長が言ってた。」


あたりの空気が一気に暗くなる。突然の宣告に一瞬戸惑う。


「今週中ってもう時間ないじゃないですか!」

「そうだよ!無理だよ!ルイス先生の馬鹿!アホ!独身!」


もともと居た部員二名が声を荒げてそういう。


「なぁ、トム、あいつらは、さ、もう旗取に入るんだよな?」

「うん、そうらしい。」

「となると、当ては一人か。ちょっと行ってきます。」


そうすると朱雀は学校中を駆け抜けて一人の女生徒を見つける。


「なっ、なぁ、エル、ちょっと良いか?」

「どうしたの?そんなに息荒げて!?」

「お前っ、もう、部活決めたっ?」

「まだだけど?でも一応園芸部に誘われてるの。」

「陣取部に来ないか?」

「え?何急にどうしたの?この間旗取部に入るって言ってなかった?」

「それは、その…実はさ…」


ーーーーー


話は16日の食堂へと遡る。


「なぁ今日は何食べる〜?」

「大正義オムライス。」

「スザクずっとそれだよね?」

「ゲイン君。美味しいから良いんだよ。」


四人は列へと並ぶ。前から朱雀、トム、ゲイン、そしてジェフリー。


注文をするための列だ。その時前の前に並ぶ二人の男子生徒のコソコソとした話し声がたまたま耳に入る。


「…れさ…やめ……とおも…んだ。」

「俺も…めたい…」

「きの…もさ…一軍のやつに…られた」

「今日退部届出しに行こう?」

「ああ。」


気づかぬうちに彼らは声のボリュームを上げてしまっていたたため後半はしっかりと聞き取れた。


「あの、すいません。先輩方。」


胸の学年章が二年を表していたため、スザクは下手に出つつ話しかける。


「ん?どうしたんだい?」

「その、さっきの話って…」

「ああ、お恥ずかしい話を聞かれちゃったね。」

「俺たちさ、旗取部の二軍なんだわ。それでさ、一軍のやつに色々やられんだよ。」

「ってことでやめようかって話だったんだよ。」


(ブルースさんやジオンさんがそんなことを!?)


「あの、僕…そこに入ろうと思ってるんですが…」

「あーやめとけ、やめとけ。」

「そうですか…」

「おい、スザク何話してるんだ?」

「んっ?別に何でも無いよゲイン!」


ーーーーー


「ってなことがあってさ。」

「そうね…それに部員が一人足りないと…。良いわ!入ってあげる!」

「まだルールも何も説明してないのに?」

「ルールくらいしってるわ。相手陣値の一番奥にあるゾーンに到達するか相手を殲滅させたら勝ち、一チーム五人でしょ?」

「おっおう。」


朱雀はエルを連れて体育館へと向かう。入り口から入って直ぐのところには四人が立っていた。


「皆さま、初めまして。エレーナ=アクリサルトですわ。エルとお呼びください。」

「私!部長のモーナ=ヘンネバリ!よろしくね!エルちゃん!」

「俺はジルド=インカンテラ。こいつの子守りだ。」

「だから!誰が!あんたなんかに!子守りされるのよ!」


そうするとルイスが体育館から出て行こうとする。


「どこ行くの?ルイス。」 

朱雀が問いかける。

 

「ちっと、校長のとこにな。五人そろったことを伝えてくるわ。」

「行ってらっしゃい!ルイス先生!」

「らー」

 

部長が皆の視界に入るところへ一歩でる。


「それじゃあ!部活を始めましょうか!?」

「五人揃うなんて久しぶりだな。」


その日の第五体育館はいつもより賑やかだった。



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