表示調整
閉じる
挿絵表示切替ボタン
▼配色
▼行間
▼文字サイズ
▼メニューバー
×閉じる

ブックマークに追加しました

設定
0/400
設定を保存しました
エラーが発生しました
※文字以内
ブックマークを解除しました。

エラーが発生しました。

エラーの原因がわからない場合はヘルプセンターをご確認ください。

ブックマーク機能を使うにはログインしてください。
99/475

099. 外へ

アトはそれからまた、手紙と、行方不明の女の子の姿をうつした胸像に目を落とした。


「・・・」


夕食前に運搬室に来いと父の手紙にあったが、まだ時間があった。


アトは胸像をまた持ち上げた。

キミ、どこに行っちゃたんだろう。『ツォルセティーナ』。


・・・胸像に、名前を書いておこうかな。忘れてしまいそうだ。


アトは立ち上がった。

自室に戻ろう。


そうだ、まだ時間がある。昨晩、自分が辿った道のりを調べてみよう。

そう、それに、運搬室も。父が呼んだ時間より早くいって、壁をきちんと調べてみよう。


食事の時は、メチルにマチルダさんも来たので、調べづらかった。

そもそも食事の時は、アトは大人しく用意が整えられるのを待つのがマナーだと教えられている。


アトは談話室を廊下に出た。

出たところで、外の声が聞こえた。2Fのテラスの扉が開け放たれていて、そこから外の声が聞こえるのだ。

ちなみに、テラスはこの談話室の近くで、中央階段からは廊下を挟んで前面にある。玄関の上、建物からせりだす形だ。


「え・・・トルカ、アルゲド?」

友達の声がすぐそこでする。


アトは左の自室に向かうのを止めて、右に向かい、テラスに歩を進めた。

と、丁度中央階段を登っていたサルトがアトを見つけて喜んだ。


「あぁ! アトさま、キロンとトルカとアルゲドと・・・あとザティが来てますよ!」


「うん、ありがとう」


アトはテラスに向かうのを止めて、サルトと共に下に降りることにした。

下から、フォエルゥの喜んでいる声も聞こえる。



そっか、フォエルゥ、下に居たんだね。


評価をするにはログインしてください。
ブックマークに追加
ブックマーク機能を使うにはログインしてください。
このランキングタグは表示できません。
ランキングタグに使用できない文字列が含まれるため、非表示にしています。
― 新着の感想 ―
このエピソードに感想はまだ書かれていません。
感想一覧
+注意+

特に記載なき場合、掲載されている作品はすべてフィクションであり実在の人物・団体等とは一切関係ありません。
特に記載なき場合、掲載されている作品の著作権は作者にあります(一部作品除く)。
作者以外の方による作品の引用を超える無断転載は禁止しており、行った場合、著作権法の違反となります。

↑ページトップへ