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060. 閉じた空

視界が、ふいに、暗くなった、と感じた。


声も、急に、聞こえなくなった。


ついさっきまで、自分に、確かに、この自分に向けて、語りかけていた声。



どこへ行った?


どこへ 去った?




立ち上がろうとする


ゴン、と、斜めの柱に頭をぶつけた。



イタイ



あぁ、そうだ、注意が必要だ


ここには、斜めに・・・


この


部屋






この


部屋








部屋



いつも の 






ここは



どうして




どうして





なぜ



戻ってきた のか




ここは?





あぁ











“オォオオオオオオオオオオオオ・・・・・・!!!!”






閉ざされた空を見上げて 体の中から声を絞り出した





“オォオオオオオオオオオオオオ・・・・・・!!!!”





“オオオオオオオオオオオオオォオオオオオオオオオオオオ・・・・・・!!!!”





イヤだ



帰して



こんな所には 戻りたくない



帰して




あの 誰かが傍に居た場所に







あそこに帰して!!!



************





耳というよりも むしろ 体の奥に響くような声に



まどろむように 生きるように たゆたうように もう逝くように


眠りについていた 町の司祭が眼を覚ました。





“オォオオオオオオオオオオオオ・・・・・・!!!!”




狼? いや これは ヒトの声


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