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043. 黒いフォエルゥ
『緊急通知』とやらを聞いて― 自分の立場に気付いて―
声を限りに叫んでいた。
何を表したいなどとは自分でも分からない。
けれど叫ばずには居れない。
自分は― 何なのだ!
何なのだ!
この自分は何なのだ!
この世界は何だ!
何のために居るのだ 何のためか
全てが分からない
“オォオオオオオオオ!!!!!”
青い部屋
この自分の居る場所
この世界
自分とは無関係になされる会話
“オォオオオオオオオ!!!!!”
怒声が響いた。
「お前の世界に帰れ!!! お前がくる場所ではない!!!」
力の限りに吼えた。
“オォオオオオオオオ!!!!!”
そう どこにも どこにだって 自分の居る場所など無い
世界のただのヒトカケラの場所さえも!!!
ドーン! と 何かが勢いよく、前方から自分の膝に当たった。
”・・・ォ・・・・ゥ”
叫んでいた続きそのままに、体が崩れ・・・後ろに倒れ・・・。
何 だ




