表示調整
閉じる
挿絵表示切替ボタン
▼配色
▼行間
▼文字サイズ
▼メニューバー
×閉じる

ブックマークに追加しました

設定
0/400
設定を保存しました
エラーが発生しました
※文字以内
ブックマークを解除しました。

エラーが発生しました。

エラーの原因がわからない場合はヘルプセンターをご確認ください。

ブックマーク機能を使うにはログインしてください。
42/475

042. 叱責

「あの・・・」


アトが声をかけようとすると、瞬時に、キッときつい金茶色の大きな瞳で睨まれた。

「静かにって、言っただろ!!」


なんだなんだ。

アトが、自覚が無いながらも、不満げな顔でもしたらしい。

金茶色の瞳の主は、さらにきつく小声で畳み掛けた。


「ジャマするなら、突き落としちまうよ!」


その顔は結構な迫力があった。黙った方が良さそうだ。


金茶色の瞳の主は、また、アトの左側へ顔を向けて、ジィっと何かを伺っている。



オォオオオオオオ!!!!



また咆哮が聞こえて、アトはハッとした。

アトも左に顔を向けた。

白い大きな翼が見えた。アトは一瞬キョトンとした。大きな鳥? いや、翼の向こうに、人の後頭部が・・・下には足が・・・。

人の背中に、大きな鳥でも乗っかっているのだろうか。

そういえば、先ほど背中に大きな白いものをつけた人を見た―・・・。



バサァ、と翼が羽ばたき、ドッとアトの方に風が来た。


一瞬風に押されたが、その向こうを見てアトは思い出した。


黒いフォエルゥ!



思い出した!

槍と、黒いフォエルゥ!



理由など要らない。助けなければ!!!



アトは咄嗟にその場から踊り出した。先ほど転がり落ちたことなど忘れていた。


「あのヤロ! 助けなきゃ良かった!」

後ろで金茶色の瞳の主が毒づいたが、アトの耳には入らない。



地を蹴って、白い翼に体当たり―・・・と、白い翼は、先ほどの羽ばたきで上空に位置を移していた。


体当たり先を失ったアトは、その勢いでバランスを崩し、坂を転がった。


その先に、黒いフォエルゥ。


評価をするにはログインしてください。
ブックマークに追加
ブックマーク機能を使うにはログインしてください。
このランキングタグは表示できません。
ランキングタグに使用できない文字列が含まれるため、非表示にしています。
― 新着の感想 ―
このエピソードに感想はまだ書かれていません。
感想一覧
+注意+

特に記載なき場合、掲載されている作品はすべてフィクションであり実在の人物・団体等とは一切関係ありません。
特に記載なき場合、掲載されている作品の著作権は作者にあります(一部作品除く)。
作者以外の方による作品の引用を超える無断転載は禁止しており、行った場合、著作権法の違反となります。

↑ページトップへ