1/1
超能力を超えた能力を持つ少年ー数々の出逢いが、卑屈な毎日を洗い流していくー!
これは僕の、中二で知った、社会の現実。そして僕は、その社会を変えていく人物だ。何となくそんな気がしていた。
僕はこの世のことが好きだ。だがこのごろ僕は、人のことが怖くて卑屈だと考えることが多くなった。僕の目は霞んでいる。そして僕はその目を使って人の性格を知ることができた。欺く人の目は、いつも笑っていた。だがそれが微笑みではないことが僕にはわかった。人にはよく笑われた。それが欺きなのか、微笑みなのかー。応えを探して、今日も街を歩く。