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【実話】大きい企業の失礼な面接官にブチギレて、やらかした話

作者: お仕事ください。

まず、この話を読みに来てくれて、ありがとうございます。

特に文才とかない素人が書く文章なので、目の肥えた読者様には大変読みづらいものかもしれませんが、よろしければ最後まで私の文句、、、というか体験談に付き合ってください。


私は、先日、人生で初めてクレームを入れました。しかも、落とされた企業に対してです。

面接を落とされた腹いせと捉えられても仕方ないような話ですが、決して私がクレーマーとか言うわけではないのです。

私は、怒るのが苦手です。人生で誰かに対して怒ったことなんて指で数えられるくらいしかしていません。


そんな人間が、先日、就職活動の面接中に、数年ぶりにイライラと来て、ついつい、やっちゃいました(笑)。



私は、求職者…まぁ簡単に言うと、職探しているニートみたいなものです。

大学は、G-MARCHのどこかを卒業しています。スペックは、まぁ人並みより少し上のほうだと言われます。

大学生の頃は、心理学を専攻して毎日充実していました。授業も良質なものが多く、いい環境で勉強できたと思います。

成績も悪くはありませんでした。英語のクラスは、たまたま最上位クラスにいけたり、在学中に英語を話せるようになったり、フランス語もフランス語専攻の学生よりも読めるようになりました。

身に着けたいことを一通りやり、本当に充実していました。

しかし、就職活動に手を付けようとして取り組んでいた時に、やつがやってきたのです。


コロナウイルスです。


コロナ真っただ中に、大学4年でした。その間、外に出るのも、人に会うのも嫌になり、就職活動自体したくなくなってしまいました。

当時の企業の状況は、たしか、オンライン面接に切り替えた時期がかなり早い企業と遅い企業がありましたね。

2020年はまだまだ対面で面接を再開する企業が多かったように思います。

2021年になってもいまだに対面でするところがあるくらいですから、以前はもっと。

まぁそんなこんなで、自分の実力不足もあり、今は既卒として、就職活動を続け、働かなくて天国ともお金がなくて地獄ともつかない生活をしています。


就活をしていると、よく志望する業界を聞かれることがあると思います。私は、エンジニア職を目指しています。理由は3つ。


1、将来性のある業界

2、理屈で考えるほうが得意

3、感情の入る余地がないプログラミングスキルを身に着けたい


まぁこんな感じでくだらない志望動機ですが、そういう業界に飛び込みたいのは本当です。

なので、面接する企業は、業界で選んでいます。

学歴のおかげか、書類選考はあまり落ちることはありませんので、面接にはこぎつけます。まぁそういうもんなのかな。

でも、面接は苦手なので、未だに内定はあまり出たことないんですが…


そんな中での出来事の話です。

先日、とあるIT系の企業の面接を受けました。ここでは仮にRS社としましょうか。まぁまぁ志望度は高め。しかし、この企業に、私は生まれて初めて「落としてくれて、ありがとうございます。」と電話を入れることになるのでした。


RS社は、就職支援の某企業サイトで見つけました。見つけたというより、エージェントさんが紹介してくれました。内容としては、基本給は18万円ちょいだし、休みは120日あるけど、シフト制だったり、夜勤になる可能性があるとのことで、まぁはっきり条件は良いとは言えません。しかし、RS社で身に着けられるスキルは値段以上のものがあると考えていたので、別にその辺は気にせず、志望度はだいぶ高めでした。


書類選考は、アルバイトの経験を聞かれて、すぐに一次面接が決まりました。

面接は、web形式で8月の某日に決まり、そこから情報収集をし始めました。

まぁ案の定、RS社の就労者からの評判はあまり良くないようでした(笑)。

しかし、私にとっては資格が取れる環境があることや、残業があまりないことが魅力的でしたね。


そして、8月某日…面接当日。本当に行きたい企業だったためにドキドキと緊張。だけど、笑顔を意識して、カメラ目線を忘れず、照明もちゃんとつけて明るく映るようにしました。


さぁ、いざ本番!!!


電話がなる。

「お世話になってます、RS社のYと申します。」

Yと名乗る人物から電話がきた。

なぜ電話と思ったが、どうやら面接より先にアンケートや同意書をweb上でするみたいで、その案内だった。

なぜ、面接前にそのリンクを送らないのかは疑問だったが、まぁその電話は、そのweb上の書類案内を終えると、「15分後にまた連絡し、面接をします。」と言い残し、電話が切れた。


同意書と簡単なアンケートを終え、待っていると再び連絡が来た。

今度は面接の案内だった。

指示に従い、web面接のセッティングをして、画面が切り替わる。

私は、入りたい企業だったせいかワクワクとしていた。


「RS社のYです。時間いただきありがとうございます。今日はよろしくね。」


画面上には、最初に電話した人と同一人物であろう人が映し出された。Yさんは、男性で、体系はインドア系独特のひょっろとしたような感じであった。しかも、タメ語で妙に馴れ馴れしいのは、気のせいか。


「本日はよろしくお願いします。」


私は、タメ語のせいか、下手くそな笑顔を作りながら言った。


「じゃあ、簡単に自己紹介してくれる?」


「はい、今年の3月にGマーチ大学心理学科を卒業した○○と申します。大学では、~という研究をしていました。アルバイト経験は~で、私の強みは、好奇心旺盛なところだと思います。本日はよろしくお願いいたします。」


テンプレのような自己紹介を終え、私の履歴書を見ながら次の質問をYさんが投げかけた。


「アルバイト経験長いね。同じ場所に8年間も。ここでは何やってたの?」


「そこでは主に…云々」


Yさんも「うんうん、なるほどね」と適当な相槌。


「塾でもバイトしてんだぁ。どういうこと教えてたの?」


と質問が続く中で、私はもう気になって仕方がなかった。

なぜ、この面接官は妙に馴れ馴れしいんだ?


さっきから、私は敬語を用いているけど、Yさんはタメ口。

興味があるんだかないんだか分からないような抑揚のない相槌。

まるで友達、もしくは同級生と接しているかのような場違いな態度。


別にこれが気にならないという人もいるかもしれない、しかし、私は妙に馴れ馴れしい態度がものすごく鼻につくのです。

Yさんとは初めて会ったばかりでそういう間柄でもないし、わざわざこの場でタメ口の意味が分からない。言い訳として「場を和ませよう」というものがあるが、これが本当ならば、私の不快感はどう説明するんだ。

私は、昔から初対面で距離感が妙に近い人は、本当に無理なんです。自分のテリトリーに土足で踏み入られた気がするので。

こんな性格なので、面接の時間が経つにつれ、ワクワクがイライラに変わっていった。


それでも、RS社の面接官がたまたまYさんのような人にあたってしまっただけだと分かっていたので、嫌々渋々と面接は真面目に受けた。

この時点で、RS社の志望度はだいぶ下がっていたけど。


「じゃあ、最後になるけど、何か質問ある?」


「あるわけねぇだろwwww」と心の中で叫びながら、普通に逆質問を終え、面接は不快感を覚えながら終了した。

まぁやることはやったし、忘れよう。あんな企業は内定出ても考え物だなと思いその日は終わった。



2-3日後経って、RS社から連絡が来る。


「お見送り」と書かれたメールを見て、私は見送りで逆に良かったと思うと同時に、あのときのYさんの態度が頭の中によみがえった。


あの不快感は、やはり忘れられなかった。


RS社は落ちたけど、このまま終わるのも何か後悔が残るような気がしたしので、私はそのRS社に電凸することにした。電凸と言っても、一言「不快だった」と言うだけの軽いものだが…


クレームみたいな電話だし、こんなことは人生で初めてだったので、心臓バクバクだった。


震えながら電話を掛ける。

「RS社の○○です。どのようなご用件でしょうか。」

電話に対応したのは女性の方、Yさんとは違いタメ口は一切用いない、ちゃんとした対応だった。

やはり、Yさんが特殊だっただけだと確信するが、掛けた以上はちゃんと物申した。


「先日、RS社の面接をした者ですけど、ちょっと面接の対応が気になったので電話しました。」


「はい…」

電話の向こうで、どんなことを言われるのかと冷や冷やしている女性の姿が浮かんだが、続ける。


「結論から申し上げますと、面接は落とされたんですが、面接の態度がどのような教育になっているのか気になりまして。御社の面接は、基本タメ口ですることになっているんですか?」


「なるほど、弊社では面接は、研修を受けたもののみが対応しているはずです。場の雰囲気を悪くしないように教育しているはずです。」と答えた。


「そうですか…私は、とてもこの会社を志望していましたが、面接でかなり不愉快な思いをしました。電話を対応されているあなたは、恐らく面接を対応する方ではありませんよね?すみませんが、面接の担当の方に、Yさんの面接対応に不愉快に思った求職者がいたとお伝えください。まぁここでYさんの名前を出しても伏せられてしまう気がしますが…」


「面接で大変不愉快な思いをさせてしまい申し訳ございませんでした。担当者には、もちろん今後こういうことがないように伝えさせていただきます。」とRS社の女性。


本当に丁寧な対応だったと思った。他の従業員も見習ってほしいくらい。特にYさんには。

目的を果たした私は、最後にこう言いました。


「よろしくお願いします。まぁでも、こういう面接官がいると分かったので、逆に、落としてくれて、ありがとうございますって感じです(笑)。」


最後は、少しブラックめなジョークを言い、その女性とハハハと笑い合って電話を切った。


以上が、最近の就活中に起きた最低で失礼な面接の出来事です。


こういうマナー研修を受けているんだか分からないような人でも社会に出て働けるんだから、正社員と言えども、大したことない人間っているんだなぁと思い、だんだんと私の社会に対するハードルが下がっていってる気がします。


まぁ何も得られないような出来事ですが、強いて得るものがあったとすれば、

就職したら、こういう対応は絶対にしないと教訓が1つ増ましたね。


ここまで読んでいただき、誠にありがとうございます。


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