孤独
ずっと普通だった
他の人と同じように生活してきた
笑って 泣いて 怒って
恋だって 結婚だってしたんだ
ある日その当たり前の生活が壊れた
身体が思うように動かなくなった
周りから人が去った
誰もが哀れな目を向けてくる
普通の生活が出来なくなった
心が壊れていく…
「 ねぇねぇ聞いて 」
そんな僕に明るく話しかけてくる人がいる
コロコロ笑いながら楽しそうに話しかけてくる
心が癒えた
少し前向きになれた気がした
なのに…
「 じゃあね 」
彼女が背中を向ける
〔待って…)と
引き止めようとする手を握りしめる
「 バイバイ 」
彼女が去った部屋はとても寒かった
孤独が僕を追い詰める
両手で自分を抱きしめる
また以前のように普通の生活を取り戻す
希望を胸に
一歩前に歩みを進める
それが叶わぬ願いであっても