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「最強」スキルは俺専用です!  作者: うきを
一章 転移先「ディセカ」
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神様に会った。

神様です。可愛く書けてるかな?

どうやら、俺は神様がいる場所に来たみたいだ。


「で、神様が俺になんの用だよ。」

「知らんわ!勝手にお前が来たんじゃろが!」

「いや、気がついたら、ここにいた。どうやって来たか知らん。」


ほんとに、寝て起きたらここにいたとか、人生で一回でいいよ。いや、一回もいらんわ。


「人間がホイホイと、来れる場所じゃないんだけどなぁ?」

「まあ、来ちゃったから、しょうがない。」

「なんで、そんなに軽いんじゃお前は!」

「おい、お前呼ばわりはちょっとムカつくな。みなとさんに言い換えてくれ。」

「なんで、私が下なんじゃ!みなとと呼ぶことにする!」

「じゃあ、それでいいよ。」


いちいち、ちっちゃい神様だな。だから、体も大きくならないんだよ。


「みーなーとー!次はないと言ったはずだけど?」

「言ってないんじゃん!ちっちゃいはセーフだろ?ってか、心のなかを読むな!」

「しょうがないじゃん!読めちゃうんだもん!あっ。」


あ、話し方変わった。そっちの方が可愛いのに、無駄に威厳を出してるな。聞こえてるんだろうから言っとこ。あー神様ちょー可愛い!癒しキャラ!可愛さの神!これぐらいでいいだろ。


「そ、そんなに言わなくてもわかってるもん。」

「あ?嘘に決まってんだろ、バカ!」

「え!?そんな嘘、神様につくとか罰当たりもいいとこじゃな!ひどい、ひどすぎるよ!」

「嘘だよそれも、心のなかを読んだんだろ?」

「あ、そっか、心のなかで嘘つく事はできないから。」


ちょっと頭弱いのか?でも、神様に会える機会なんてそうそうないか。この際色々聞いておくか。


「なあ、神様。聞きたいことあるんだけど、いいか?」

「なんじゃ、みなと?」


こいつ、また元に戻してやがる。


「俺たちがさ、他の世界から召喚されてここに来たことは知ってるか?」

「みなとがそうなのか?最近、この世界出身じゃないやつが現れたのは、なんとなーくわかっておったぞ。」


何となくなのかよ。


「それってさ、ほんとに、魔王を倒すためになのか?魔王ってそんなに強いの?」

「いや、魔王はいるが、特に倒す理由はないはずじゃ。むしろ、あの子は人間側なのじゃが。」


え?魔王なのに人間側?


「どうゆうこと?魔王軍が攻めてきてるんじゃないの?」

「魔王軍は攻めてきてる。それは事実じゃが、魔王の命令ではない。あの子は、先代の魔王、つまり父親が、なくなったときに魔王になったんじゃが、まだ10歳だったんじゃよ。それが三年前じゃ。誰も言うことを聞かないようになったし、あの子は優しいからな。人間を殺そうなんて、考えてないから、さらに、孤立状態じゃ。今は引きこもっておる。」

「まじか、魔王軍にも色々あるんだな。」

「みなと、頼みがある。あの子を助けてやってくれ。あの子は自分が魔王ということに縛られておる。それを解いて自由にしてやってくれ。」

「まあ、神様の頼みなら聞いてもいいけど、なんで、そこまでその子に肩入れする?」

「あの子は不憫じゃからな、助けてやりたいけど、神様の私じゃ無理じゃ。やからみなとに頼みたい。幸いみなとのステータスなら余裕じゃろ。」

「見たのか?なら、俺も、頼み事していいか?」

「いいぞ。何でも言え。」

「相手を殺さなくていいスキルをくれ。」

「なぜじゃ?なぜそんなものを欲する?」

「いやぁ、殺さなくてもいいところでも、俺なら多分、殺しちゃうからさ、そんなの過ごしずらいじゃん?だからだよ。」

「分かった。なら、それに加えて色々と便利なものをやるのじゃ。感謝してもよいのじゃよ?」

「ありがとな、神様。」

「いいのじゃ、では、そろそろお別れじゃな。たまにはここに来てもよいぞ。いや、来い。いや、呼ぶ!」

「なんだよ、まあ、俺も神様に会いたいし、いつでも呼んでくれ。さみしがりやの神様。」

「誰が、さみしがりやじゃ!ほんとに、最後までそんなこと言いよって。じゃあな。」

「ああ、またな!」


そういって、俺の意識は途切れた。最後に何か神様がいってた気がするけどいっか。


「ほんとに、頼むぞ、みなと。」


次の日、目が覚めた俺は、すぐに、ステータスを確認した。


高橋みなと レベル1 16歳 男

種族 ?

職業 ?

使用武器 なし

体力 ?

攻撃力 ?

防御力 ?

魔力 ?

俊敏力 ?

スキル 「最強」、手加減レベル10、鑑定レベル10、偽装10

称号 最強 やる気なし 神様の依頼を受けた者 神様の友達


あれ?結構増えてるな。色々と突っ込みたいけど、まずは確認だな。


〈手加減…相手へのダメージの量を調整できる。レベル10では、100%調節できる。〉

〈鑑定…相手のステータスを見ることができる。レベル10では、相手が偽装を持っていた場合、それがレベル9以下なら見ることができる。また、相手の変装もレベル9以下なら見破ることができる。〉

〈偽装…自分のステータスを変えることができる。ただ、あくまでも数字を変えるだけで、そのステータスになる訳ではない。あと、自分の外見も変装することもできる。この二つは、相手が同意していれば、自分以外にも適用される。〉

《神様の依頼を受けた者…神様からの頼みを受けた者。》

《神様の友達…神様から友達に認めてもらった者。》


俺が頼んだのは、手加減だな。いいスキルじゃないか。それに、鑑定と偽装も使えるじゃないか。あとは、称号だな。どちらもいいが、神様の友達か、あいつは俺のことを、友達だと思ってくれてたんだな。


「ほんとに、ありがとな、神様。」


俺はそういい、訓練と朝食の準備をした。当然朝食は、ルアと食べた。


「えーっと、今日から力コースになるんですけど。」

「ああ、聞いているぞ!ここではまず、自分の力を理解するために、模擬戦をしている。だれか!こいつとしてやってくれないか?」


訓練の時間の最初に、俺はガイスさんのところに行き、聞いたんだが、えー、そんなことしてんの?でも、スキルを試すことができるし、別にいいか。で、誰が相手だ?


「僕にやらしてください。 ガイスさん。」

「お前がか?お前は勇者だからな、あまり強くしすぎるなよ。」

「分かっています。君よろしく。」

「あ、ああ、よろしく。」


そういってきたのは、いつぞやのルアに絡んできたやつだった。とりあえず、こいつのステータスを鑑定するか、


鈴木光太 レベル1 16歳 男

種族 人間

職業 勇者

使用武器 剣

体力 1700

攻撃力 3100

防御力 1600

魔力 2000

俊敏力 2500

スキル 剣術レベル4、光魔法3,限界突破レベル1

称号 勇者


ふーん。まあまあだな。これで強い方なのか。まだ、基礎だからかな?レベルも1だし。


「じゃあ始めるか。おい、お前武器はいるか?」

「いえ、大丈夫です。」


面倒だし、要らないだろう。


「舐めやがって!あの時のように行くと思うなよ!」


そういって、急に切りかかってきた。俺はそれを避ける。あれ?これ勝ったら目立つか、武器もらっとくか?


「すいません!やっぱり武器ほしいです。」

「そうなら、早く言え。これをやる。」


そういって、投げてきた。てか、両方木刀だな。これならそんなに重い怪我はしないだろう。


「これで、同じ条件だな。本当の実力の差を思い知らせてやる!」


また、同じように切りかかってくる。それを俺は、木刀で受け、転ばすように、足を蹴ろうとする。しかし、それは避けられ、俺は、隙をさらしてしまった。


「これで、終わりだー!」


まあ、避けようとしたら、避けれるんだが、不自然だし、ここで、負けとこうと思い、手で受けようとしたのだが、


「そこまでだ!もういい!」


ガイスさんのその声で、鈴木のやつは動きを止めた。そして、俺にだけ聞こえるように、「次は、潰す。」といい、舌打ちをして去っていった。その先では、前いた取り巻きが、「すごかったよ、光太くーん!」などと、騒いでいる。


俺は、適度に無能さをアピールできたか?


「すいません、弱かったですよね。」

「いや、最初の剣で受けるところはよかったぞ。」

「あ、そうですか。」


まあ、それぐらいの評価でいいだろう。そして、今日の訓練は終わった。俺は、終始、素振りをしていた。武器使う気ないのに。


終わったあと、ガイスさんが、みんなに「集まれ!」といい、クラスメートたちが全員集まったところで、


「明日、ダンジョンにいこうと思う!」


と、言った。

お読みいただき、ありがとうございました。主人公がいい感じにチートになってきました。まあ、性格が戦い向きじゃないですね。やる気ないし、

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