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「最強」スキルは俺専用です!  作者: うきを
一章 転移先「ディセカ」
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訓練と座学、そして、

今回は訓練をします。って、サブタイトル見たら分かるか。

次の日、ルアが言った通り、朝から訓練があるということだった。俺は朝食を、昨日と同じでルアと食べるという、幸せを感じて、訓練の会場である、城の中庭に行った。城が広すぎて、すこしビビったけどな。


俺が来たときには、他のクラスメートは、全員集まっていた。「遅い!」とか、言われるかなと思ったけど、そんなこともなく、訓練の担当の一人であろう、いかついおっさんが、大きな声で話始めた。


「おいお前ら!俺がお前らを訓練する担当になった、ガイスだ!俺がお前らを一人前以上にするからな!」

「「「はい!」」」


え!?何でみんな、そんなに息が揃ってるの?俺がいない間になんかあった?まあいいわ、俺は合わせんけどな。


「まず、お前らには三つのチームに別れてもらう。一つ目は俺が教える、力コースだ!ここでは主に近距離での、戦闘を意識して、訓練していく!


俺はここかな?まあ、他のも一応聞いて、楽そうなのに行こうかな。


「二つ目は魔法コースだ!それはあそこにいるミレイが教えることになる!」


呼ばれたミレイってやつが、手を振っている。女の人で、結構美人じゃないか?男どもは、全員目が釘付けになっている。え?俺?おれには、ルアがいるんだから、そんなわけないだろ、それに、あれは年増過ぎるな。


「よろしく、それと、そこのあなた。」


え?俺の方向いて、指を指してくる。なんだろう?


「あなたは、私のところに来なさい。以上。」


まさか、俺が心のなかで、年増って言ったことばれたのか!?もう目がつけられてるな。めっちゃ睨まれてるよ。これだから年増は、まさか、心のなかを読んでくるとか、やべーよ。


「ま、まあ、個人指名もいいんじゃないか?。」


おい、ガイス!お前もビビってんじゃん。なんか、恐れられてるのか、あの人。


「三つ目はサポートコースだ。その担当は、キーラだ。」


そして、ちょっとちっちゃい、女の人が手をあげている。あれで教えれんのか?って、偏見だな。


「まず、おまえらには、この中で自分がいきたいものを選んでくれ。別に自分のスキルで、選ぶ必要はない。できる、よりもしたいで、決めた方が身も入るだろうからな。」


おっ、以外とまともな事言うじゃないか、俺は決まってるけどな、


「決まったものから、それぞれ担当の所に行け!」


ぞろぞろとクラスメートたちは動いていく。バラバラだけど、男は力コースに、女は、魔法コースに行く人が多いな。サポートは、両方から少しずつだな。俺もサポートコースにしよ、と、俺が行こうとすると、


「君、どこに行くつもりだ?」


がっつり、肩を捕まれた。てか、強い!力強いんだけど、この人ホントに魔法使いか?


「あ、すいません。忘れてました。えっと、ミレイさんでしたね、よろしくお願いします。」


俺はここで、抜群の演技力で、ごまかした。けど、この人、顔は優しそうなんだけど、目が笑ってない。


「ならいいです。本当に間違えていたならね。これからもよろしくね。名前は?」


おい!名前聞いてきたぞ、マジで、ヤバいな。目立つ気はないし、覚えられる気もない。でも、偽名とか使ってもばれるかな?


「あー、えーっと、鈴木です。」

「嘘つくな、次嘘ついたら、君だけ練習量は、二倍だ。」

「すいません、高橋みなとです。」

「そうか、私はミレイだ、これからもよろしくな。」


悪そうな人じゃないし、できるだけ、目立たないようにするか、


そうして、別れた俺たちは各コースで、訓練をしだした。基本9時から12時までの3時間、昼食をとって、座学をそこから2時間やるらしい。


「まずお前らには、自分の基本属性を知ってほしい。属性には、火水土光闇がある。それ以外にもあるが、それは、ユニークスキルとなる。そこで、それを知るために、このガラス玉を使う。」


そういって、ミレイさんが出したのは、きれいなガラスでできた、バスケットボールぐらいの大きさの、玉だった。


「ここに、魔力を通すと、色が変わる。火なら赤に、水なら青、土なら黄色、光なら輝き、闇なら暗くなるって、感じにだ。」


そうして、先生は玉に魔力を込めた。俺たちは、魔力の込めかたなんか、分からないけど、ミレイさんの手からなにかが、出ている気はした。玉は赤くなっていく。火属性か、かっこいいな。


「こんな風になる。では、まず魔力の込めかからだ。まずそうだな、右手に力を込める、血液がいく感じ、水が流れてる感じ、それを感じるんだ。」


俺もやるか、右手に力をって全然でないんだか?何で?他の人を見ると、「できたー!私の手から何か出てる気がする!」なんてゆう、声が聞こえる。


「全員でたか?できてないやつは手をあげろ。ん、なんだ、君はできないのか?」


俺が手をあげると、先生は俺を見て、無視をした。え、ひどくね?


「他のものはこの玉に魔力を込めていけ。そこまで強い魔力入らないから、すこしでも出ればできるはずだ。そして君は少し離れたところでもう一度だ。」


そして、他の人は属性の確認を、俺は魔力の出し方をもう一度した。けど、でない。何でだろう?


「魔力がないのか?できない人なんて、いないはずなんだがな。」


ミレイさんですら、分からないみたいだ。


結局、俺はできないまま初日の訓練は終わった。俺は最後の方、同じコースの人たちに笑われていた。あいつら、気づかれてないと思ってるのか?それに、少しできるからって、調子に乗るなよ。


俺は、すぐ部屋に戻った。なんか、負けた気がするけど、別に気にならないし、いいかと思ったからだ。おれには、ルアがいる。それだけで、大丈夫だからな。


部屋に戻ると、ルアは昼食の準備をしていた。ありがとうございます。ほんとに、


「ありがとう、ルア。」

「いえ、これが仕事ですから!訓練はどうでした?」

「う、うん、まあ、食べながら話すよ。」

「そうですか、ならさっさと、準備を終わらせますね!」


そうして、俺は、今日の訓練のことを話した。やはり、ルアでもわからないらしく、うんうんと、唸っていた。


「なぜでしょうね?私にもわからないです。力になれなくて、ごめんなさい。」

「いや、大丈夫だよ。俺もわからないし、これから原因を探っていくよ。」


そうして、昼食を食べ終わった俺たちは、座学の準備をした。当然、ルアに教えてもらうつもりだ。


「では、まずは、この国の言語からです。」

「はい!よろしくお願いします!ルア先生!」

「え!?先生だなんて、やめてくださいよー!」


照れるルアさん、可愛すぎです!


「もう!真面目にやってくださいよ?」

「分かってます。で、言語って具体的には?」

「話す方は今会話ができているのでいいでしょう。これは、この世界共通なので、種族によって違う、ということはないですから。」

「そうなんだ、でも問題は?」

「問題は、書く方です。私が今から書くので見ていてください。」


そうして、ルアは何かを書き始めた。書かれていく文字は、記号というか、何かの形ってことは分かるんだが、うまく伝えられない。外国の人が、初めて感じを見たときって、こんな風に思うのかな?


「これは、分からないみたいですね。ちなみにこれは、みなと様と書いたのですが。」

「まじで?これは、一生大切にするよ!いや、家宝にして、家に飾ろう!」

「なに言ってるんですか!ふざけたこと言ってないで、早く練習しますよ!」


座学の時間のルアは、いつもみたいなちょっと固い態度ではなく、新鮮だった。


そして、真剣に練習したおかげか、半分くらいは覚えることができた。


「覚えるの早いですね。この調子です!」

「はい!これからも頑張ります!」

「はい!その調子です。」


そうして、使った道具を片付け俺は、ボーッとしていた。ルアはその間も何か仕事があるらしく、部屋から出ていった。


そして、夕食の時間になり、今日は、手伝うと言うと、「お願いします!」と言ってくれたので、俺も隣で歩きながら、料理を作っている場所に俺たちの分をもらいに行っていた。


すると、前から、金髪で、最初に王女に話しかけたやつと、その取り巻きが歩いてきた。そいつは、俺を一瞬見たあと、興味無さそうに目をそらしたが、ルアを見たあと、俺たち、いや、ルアに話かけだした。


「君メイドかな?俺のところに来なよ。そんな地味な奴より、俺といたほうが楽しいぞ?」


そう言い、ルアを口説き始めた。けど、本人は、


「え?地味な方?みなと様のことですか?そんなことありませんよ?」


と、俺をかばうような発言をしてくれた。俺としては、さらに、って言っても、パラメーターは振りきってるんだが、ルアのことを好きになっていたんだが、そう返された側としては面白くもなく、


「い、いや、そんなはずはない、第一、君は、強いのかね?僕は、勇者だぞ?クラスメートのなかで、一番ステータスが強く、あのガイスさんと同じくらいなんだぞ?そんな僕と一緒にいた方がいいだろ?」


うぜぇ、取り巻きのやつも、頷き、俺をにらんでいる。めんどくさいので、俺は、無視しようと決め、ルアの手をつかんで、


「ルア、急がないと、夕食、冷めちゃうかもしれないし、早く行こうぜ。」

「はい!みなと様!」


けど、またこいつは、しつこく絡んできた。


「待て!話はまだ終わってないだろ。そこの子は悩んでいるんだ!関係ない奴は話に入ってくるな!」


なんだこいつ?今まで、何でも周りは言う通りになってたんだろうな。ちょっと面倒だが、ここはしっかりと言っておかないとな。


「ルア、こいつのとこ行く気ある?」

「すいませんが、全くありません。」

「だそうだ、じゃ、俺らは行くから。」


そうして、行こうとしたら、あろうことか、こいつは、ルアの手を掴んだ。


「いいから来い!じゃないとどうするか分からないぞ?」


さすがの俺も、イラッと来て、こいつの手を掴んで、文句を言おうと思ったのだが、


「うがぁああ、痛い!離してくれ!」


と、膝を地面につけて、懇願してきた。


あれ?俺こんな力強かったっけ?




お読みいただきありがとうございます。次への引きに、結構いいところではないでしょうか?(自分でそう思ってるだけという、説もある。)まだこのペースで頑張っていくので、よろしくお願いします!

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