表示調整
閉じる
挿絵表示切替ボタン
▼配色
▼行間
▼文字サイズ
▼メニューバー
×閉じる

ブックマークに追加しました

設定
0/400
設定を保存しました
エラーが発生しました
※文字以内
ブックマークを解除しました。

エラーが発生しました。

エラーの原因がわからない場合はヘルプセンターをご確認ください。

ブックマーク機能を使うにはログインしてください。
「最強」スキルは俺専用です!  作者: うきを
三章 魔王を助けに「魔王城」と「ゼフィラ」
35/35

決勝2

3人同時にぶつかって、まず俺は山坂さんを落とすために攻撃を仕掛けたんだが、Aブロックの奴が俺を狙っていたために、攻めることはできなかった。その間に山坂さんはこいつを狙っていて、三つ巴の状態になっていた。


「おい!俺は山坂さん狙ってるんだから、邪魔すんなよ!」

「は?俺がお前狙ってんだからさっさと落ちろ。」

「そう言うあなたこそまずは落ちなさいよ!」


俺たちは各自狙う相手が違ったので、3人とも他に注意しながらになった。俺は狙いを変えてAブロックの奴を狙うことにしたんだが、動く前に山坂さんが攻めてきた。


「あなたは何で私を狙ってるのよ!あなたから落としてやるわ!」

「ちょっ!」


急に来たので、反応できなくて俺は攻撃をくらってしまった。ダメージはないんだけど、あのドヤ顔だけはやめさせたい。


「ふんっ!強いって言っても大したことないわね!」

「あれ?今攻撃したの?全然気づかなかったよ。」

「何よ!しっかり当たってたじゃない!」

「ダメージありませんー。痛くないので攻撃に入りませんー。」

「なら、今度はこれよ!」


そうして山坂さんは魔法で攻撃してきた。氷属性なのか、氷の槍を飛ばして来てるんだが、俺はそれを避け続けた。Aブロックの奴の方に。


「おい!こっちに来るなよ!俺まで被害が来るじゃないか!」

「しょうがないだろ。お前も戦ってるんだから。」

「おらおらおら!2人ともこれでもくらいなさい!」


山坂さんもノリノリになってきてて、笑いながら魔法を撃っている。あれは、もうだめだ。なんか俺が覚えている山坂さんと性格違うんですけど。


俺は避けながら次は山坂さんに急に近づいていって、攻撃を仕掛けた。山坂さんは反応しきれずに、受けてしまい魔法が途切れた。それを見計らったようにAブロックの奴が俺に攻撃を仕掛けてきた。


「どっちにしろ落とすんだから、まずはお前から落ちとけ。」

「うるせー!山坂さんをまず落とすんだ!」


俺はAブロックの奴と向き合うように構えたんだが、後ろからも攻撃してきた。


「高橋くんを落とすのは私よ!邪魔しないで!って言うかあなた誰なのよ!」

「俺か?俺は岡本すすむだ!」

「いや、知らないわよ。でもすすむ!あなたから落ちなさい!」


なんか俺を落とす奴を争うためにこいつらは戦い出した。なんだこれ。全然嬉しくない取り合いなんですけど。


「お前ら!勝手に争ってんじゃねーよ!お前らは両方俺が落とすんだからさっさとかかってこいよ!」


俺がこう叫ぶと、


「ねぇ、協力してあいつ落とさない?俺たちの決着はその後でもいいじゃん。」

「そうね。あいつ調子に乗ってるわね。」


2人はそう頷き合って、標準を俺に合わせてきた。こいつらが手を組むとか想像しなかったわ。まあ、俺が勝つけど。


「行くよ、すすむ!」

「馴れ馴れしく俺の名前を呼ぶな!足を引っ張るなよ、お前!」

「お前じゃないわよ!私には真美って名前があるんだから、真美って呼びなさい!」

「はぁ、はいはい。真美さん行きますよって。」


こいつら仲良いだろ!俺は意外なタッグに案外苦戦するかもしれない。まあ、手加減してる状態だけどね。

評価をするにはログインしてください。
ブックマークに追加
ブックマーク機能を使うにはログインしてください。
― 新着の感想 ―
このエピソードに感想はまだ書かれていません。
感想一覧
+注意+

特に記載なき場合、掲載されている作品はすべてフィクションであり実在の人物・団体等とは一切関係ありません。
特に記載なき場合、掲載されている作品の著作権は作者にあります(一部作品除く)。
作者以外の方による作品の引用を超える無断転載は禁止しており、行った場合、著作権法の違反となります。

この作品はリンクフリーです。ご自由にリンク(紹介)してください。
この作品はスマートフォン対応です。スマートフォンかパソコンかを自動で判別し、適切なページを表示します。

↑ページトップへ