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「最強」スキルは俺専用です!  作者: うきを
三章 魔王を助けに「魔王城」と「ゼフィラ」
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決勝1

ステージに集まった俺たちはお互いに微妙な距離を保った。広いから近くに集まる必要もないからな。


「それでは予選を勝ち抜いてきた5人の勝者で決勝を行いたいと思います!決勝、始め!」


アナウンスの終わりと共に鈴木はすぐに俺を狙ってきた。他の人はまだ動きがなかったけど。


「おらっ!お前はここで消えろ!」

「はぁ、やっぱりこうなるのか。」


鈴木は剣を使っているので、素手の俺は避けることにした。その剣は切れ味が凄そうで触ったら切れそうな気がしたからだ。俺は鈴木の攻撃を最初は避け続けていたら、


「避けてばっかりでビビってんのか?」


と、挑発して来たので、俺は剣を振った隙を見て一発殴った。力は結構出していたので、ダメージは与えられているみたいだけど、まだ倒れないので俺は立て続けに殴り続けた。すると、


「ちっ、限界突破!」


すると、鈴木は目が白目になって、何も喋らなくなった。いや、


「コロス!」


と、だけ言ってる。え?これ限界突破なの?カッコ良くねー。筋肉も増えてるみたいだな。けど、力は増えてるみたいで、


「高橋くん!あれはヤバイですよ!逃げてください!」


と、山坂さんが近づいてきてそう言った。


「あれになると、自我がなくなってただ目的を倒すことだけを考えるようになります!さすがの高橋くんでも勝てないですよ!」

「そうなんだ。けど、あいつは俺が倒すよ。巻き込まれないところで見てて。」


そう言って、俺は鈴木の所に走って行った。鈴木は確かに自我がなくて、何か意味が分からないこと喋ってるけど、大丈夫なんだろうな。


「じゃ、とりあえず、お前が最初の脱落者だ!」


俺が鈴木に近づいたら、鈴木は剣を力任せに振っていた。たしかに、力は増えているみたいだけど、考えることはできてないみたいだから、攻撃が簡単に読める。速くもなっているが、それも避けることができる人には逆効果だったみたいだな。


「コロス!コロス!コロス!」

「それになる前の方が強かったよ。」


俺は腹を蹴って顎を殴り、最後は体を場外に投げ飛ばした。抵抗していたが、無駄に終わってそのまま壁にぶつかって気絶した。すると、元の鈴木に戻っていた。俺は面倒な奴を落とせて、一段落ついたので、周りの奴らを見た。すると、Aブロックの奴とCブロックの奴が戦っていて、Aブロック奴が押してるみたいだった。Cブロックの奴は弱い相手には強気みたいだけど、強い相手には弱気になるんだな。ビビってる様に見える。


「ふんっ。Cブロックの時に比べて弱いように見えるぞ。」

「はぁ、はぁ、はぁ。これじゃあ無理だ。なら!」


そいつは何を思ったのか、山坂さんに近づいていった。多分人質にでも取ろうとしたんだろう。けど、


「舐めないで下さい!」


と、山坂さんに一撃くらって落ちていた。何て言うか、クズな所だけが出てたみたいだな。


「これで後は3人よ。誰が勝っても恨まないでよね!」


山坂さんがそう言うと、


「ああ。勝つのは俺だけどな。」


と、Aブロックの勝者が言って、俺も


「じゃあ、さっさと終わらせるか!」


そう言った。そして、3人が同時に攻撃を仕掛けた。

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