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「最強」スキルは俺専用です!  作者: うきを
一章 転移先「ディセカ」
2/35

転移

これが実質一話です。気軽に感想とかよろしくお願いします!

キーンコーンカーンコーン


あっ、朝のホームルームのチャイムがなった。はぁまた一週間が始まるのか。てゆうか、7月とか暑すぎだろ、今日35℃とかあるらしいぞ、とか思うと心なしか余計に暑苦しくなってきた。


俺、高橋みなとはそう思いながらも、担任の松下先生が俺たちの1―3の扉を開けて入ってきたら、それなりに姿勢を整えてホームルームに備えた。


「はい、じゃあ朝のホームルームを始めますよ!

委員長の山坂さん、挨拶をお願いします!」

「起立、気お付け」


そういって委員長の山坂は声を出した。あーだるいわ。何でいちいち挨拶しなきゃなんないんだよ。と、思うが、ここで立たずに目立つようなキャラじゃないし、さっさと立つか。といった具合で日々めんどくさい日常を送っていた。


「今日は特に連絡することはないです。じゃあ今日も一日頑張っていきましょう!」


そういって朝のホームルームを締めくくった。今から授業が始まるのか、一時間目は現代文だったっけ。なんて、考えながらボーッとしていながらも準備はしっかりする辺り、俺って真面目だなーなんて考える。


「ねーねー!昨日の歌番組みた!?」

「見た見た!今めっちゃ人気な人出てたよね!名前なんだっけ?」

「え、えーとなんだったっけ?」


なんて、会話をしてるやつがいたり、


「あーあ、一時間目はサボろっかなー。現代文の飯田だるいし。お前らどうする?」

「俺もサボるわ」


とかいう、直前までサボるとか言っといて結局授業には出るやつとか、あいつらそんな無意味な会話して楽しいものなのかね?俺にはさっぱり理解できねーわ。


まあ、俺には関係ないところではどんな話してようが構わんが俺には被害を被るなよ。とか、一人で考えながら待っていると現代文担当の飯田先生が入ってきた。


「おい!お前らちゃんと準備はできてるんだろうな?やる気ないやつは受けなくてもいいんだぞ?」


何て言い出した。確かにうぜーわ。まあそんな態度は一切出さないんだがな。回りもそれなりに態度は切り替えているらしい。さっきまでの雰囲気が感じられない。


「じゃあ今日は34ページから進んでいくからな。」


こういう風に進んでいき、その後も特に問題も起こらず授業は進んでいった。


そして最後の授業も終わり、帰りのホームルームをして、いつも通りの一日が終わると思っていた。俺も帰ったらなにしよっかなーとか、暑いしアイスでも買って帰るかとか、考えていた。


でも今日は普通の一日ではなかったんだ。


「最近暑いので熱中症とかには気お付けて下さいね!」


そんなことを言っている途中に、いきなりイスが、いや、教室全体が揺れ始めた。


「うわっ、なんだこれは!おい、なんか揺れてないか!?地震か!?」

「キャー!こうゆう時どうしたらいいの!?」


おいおい、はしゃぎすぎじゃね?そういう俺もちょっと焦ってるけど。てか、やばくね?これ結構揺れてるんですけど。


と、みんなが叫ぶなか、


「とりあえず、机の下に頭かくして、頭は守ってください!」


松下先生が叫んだ。あれ?普段とは違う力強い声にみんなも落ち着きを取り戻したみたいだ。そうなると揺れが収まるまで待つだけだな。


それから1分後には揺れも収まっていた。まあ、見た感じ怪我人もいなさそうだし良かったな。と、思っていたけど、それだけでは終わっていなかったのだ。


教室が意味わからん、なんか魔法陣的なやつで覆われだしたのだ。


「なんだこれ?何かのドッキリか?じゃなきゃこんな事あり得ねーよな?」


と、誰かが言った瞬間、俺たちクラスメート32人と担任の松下先生を合わせた合計33人は、全員意識を失ってその場から消えた、いや、転移させられたと言う方が正しいか。


これは俺たちが知るよしもないことだが、俺たちの1―3は生徒も担任もいない謎のクラスとして次の日から、学校中に噂が流れたらしい。つまり、俺たちは他の人の記憶から消されていたということになるな。



投稿は基本一日一話です。


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