シン宅配システム
宅配業界に衝撃が走った。
最大手の宅配会社が取扱い荷物に制限をかけるという。
ネット通販により、増え続ける荷物でドライバーが音を上げたからだった。
だが、本当だろうか。
その裏である噂が・・・
なんと、その会社は、ロボットを開発しているという。
ねこ型ロボット。
忙しい時には猫の手も借りたいためなのか・・・
えッ?
ねこ型ロボットじゃあ、大きい荷物は運べないだろうって?
勘違いしていけない。
猫に荷物を運ばせるなんて、マンガかアニメだ。
そう、そのねこ型ロボットでは荷物を運べない。
巨大でもなければ、荷台もない。
ただ黒い。
その黒猫ロボットが宅急〇に革命を起こすのだ。
ちょっと、その前に。
宅急便と宅配便の違いはご存知だろうか。
宅急便とはあの会社の登録商標なのだ。
だから、NHKは宅配便とは口が裂けても言えない。
まあ、フロッピーディスクと同じだ。
これも商標で、一般的にはフレキシブルディスクである。
そのフロッピーとの出会いは衝撃的だった。
なんと、ランダムアクセスができるのだ。
それまでは、プログラムデータをカセットテープに記録していた。
もちろん音楽を録音していた、あのカセットテープ。
時間がかかるし、特定の部分をダウンロードできなかったのだ。
それに、もっと驚いたのは、8インチフロッピーを発明したのが、
日本人、あの有名な発明家、ドクター中松氏なのだ。
だから、誰が何を言おうが、心から彼を尊敬している。
えッ?
がっちょ~ん!
フロッピー知らないって、それにカセットテープも馴染みがないとは・・・
ちょっと話を戻して、宅急便に戻す。
ここで宅急便でギャグを一つ披露。
『ピンポーン、宅急便です!』
これほどセンスのいいギャグ?シャレ?に出会ってない。
ピンポンは卓球、それを宅急便と掛けたのだ。
30年以上前に大島君から聞いたが、いまだに心に残っている。
すみません、この件は、ただ、これが言いたかっただけでした。
話を戻す。
黒猫ロボットで荷物が運べるか?
あり得ない。
まだドローンの方が現実味がある。
黒猫ロボットが荷物を運べるはずもない。
じゃあ、どこでも〇アを出すのかって?
馬鹿な。
猫は猫、猫は猫の武器を活かすのだ。
猫の武器それは・・・
数年後、ねこ型ロボットを完成した。
すると、その会社は全国の事業所にある店舗を併設させた。
24時間営業の。
それで再配達の客を呼び込むと言うのだ。
そうすれば、再配達が無くなりドライバーが助かるし、
その店舗も儲かると言う仕組みだ。
コンビニだろうって?
そのねこ型ロボットを使った。
惜しいが、ちょっと違う。
そもそも、今さら、コンビニ進出は無理がある。
もっと猫の武器を使った、
カワイイという武器を使ったあれ。
そう、猫カフェ!
猫カフェを24時間営業し、
そこで荷物の受け渡しをするのだ。
そうなれば、再配達でドライバーが出向く手間がなくなるという訳だ。
でも、それじゃあ、なんで、
ねこ型ロボット?
今の法律では、猫を24時間働かせられない。
猫にも、にゃん権があるし、労働基準法を適用される。
そんな訳はない。
動物愛護法があるからだ。
24時間、猫カフェで猫を働かせれば、
動物愛護団体から非難されるだけでは済まない。
会社イメージは地に落ち、猫好きな人に嫌われる。
そんなことになれば、会社は存亡の危機に陥る。
だから、ねこ型ロボットが必要なのだ。
24時間、猫カフェを営業には。
深夜は黒猫ロボットが人々を癒すのだ。
それに、現在薬殺されている、4万引きの捨て猫を救うという壮大な計画もあるとか。
そんなシン宅配システム、あなたもご利用してみたいと思いませんか。