表示調整
閉じる
挿絵表示切替ボタン
▼配色
▼行間
▼文字サイズ
▼メニューバー
×閉じる

ブックマークに追加しました

設定
0/400
設定を保存しました
エラーが発生しました
※文字以内
ブックマークを解除しました。

エラーが発生しました。

エラーの原因がわからない場合はヘルプセンターをご確認ください。

ブックマーク機能を使うにはログインしてください。
1/6

勘違いするのは自由?

 ホントにどうでもいい事が時々頭を支配する。


 昨年末、正確にはクリスマスまでの期間限定なのだが、とある自動車のCMが流れると何をしていても私の手は止まった。


 クリスマスの夜、仕事帰りの女性を待つ一台の自動車。

 確か軽自動車だったと思うが、もしかするとコンパクトカーかもしれない。

 残念ながらうろ覚え……コマーシャルだというのに肝心の商品よりも気になることは別にある。


「送るよ」(多分、そんな事を言った)

「クリスマスですよ! 先輩。勘違いしちゃいますよ、ほかの娘なら」


 概ねそんなやり取りがあって、イケメン先輩が言う。


「いいんじゃない? 勘違いしても」


 そして思う、この言葉の真意を。


『勘違いするのは自由』

『いいんじゃない? 勘違いなんだから』

『ほかの娘が勘違いするのは自由』


 後輩女子がほしい台詞はこんなどっち付かずな言葉なんだろうか。

「勘違いじゃないよ」

 とかいう類のはっきりした意思表示を期待してカマをかけた筈だろう。


 だが「ほかの娘なら」などと言う逃げ道を作ってしまった事が事態を悪化させたとも言える。


 この二人はこんな有様で、この先進展出来るのか?


 余計なお世話だ。ただ単にオンシーズンのコマーシャル。

"キュン"とすべき展開なのだろう。


 だが、これで引っかかってしまったらデート商法とかにも引っかかってしまうのではないかと老婆心が頭をもたげる。

 これはきっと私の心が素直ではないという事、もしくは特殊詐欺の情報を見過ぎたせいかもしれない。



 今でもそのイケメンタレントを見ると、ふと思い出す。

 彼自身とは何の関係もないというのに。

 企業や商品のイメージはCMタレントに左右されるというが、逆もまた真なり。


 CMに出演する側も大変だ。


気が向いた時、頭が何かに支配された時。緩々と更新する予定です。

頑張りすぎないエッセイを目指します。

評価をするにはログインしてください。
この作品をシェア
Twitter LINEで送る
ブックマークに追加
ブックマーク機能を使うにはログインしてください。
― 新着の感想 ―
このエピソードに感想はまだ書かれていません。
感想一覧
+注意+

特に記載なき場合、掲載されている作品はすべてフィクションであり実在の人物・団体等とは一切関係ありません。
特に記載なき場合、掲載されている作品の著作権は作者にあります(一部作品除く)。
作者以外の方による作品の引用を超える無断転載は禁止しており、行った場合、著作権法の違反となります。

この作品はリンクフリーです。ご自由にリンク(紹介)してください。
この作品はスマートフォン対応です。スマートフォンかパソコンかを自動で判別し、適切なページを表示します。

↑ページトップへ