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喪失

驚愕した。世界が破滅する?そんな馬鹿な。何を根拠にそんなことを…

そう頭で考えていると、瑞稀が少し苛ついた顔をしていた。

どうやら聡が話をする気も聞く気もないのが癪に障ったみたいだ。これは失敬、と聡は心の中で謝る。

だが一つ確認しておこうと、聡は口を開いた。

「なぁ、世界が破滅するって、なんでだ?」

「私たち能力者同士の全面戦争が起こる、って言ったほうがわかりやすいかな。私も理由は聞いたことないんだけど、能力者組合の戦争が起こるらしいよ。」

最初から答えを用意していたかのように話した。言いたいことが言えたからか、苛立った顔が、先ほどに少し顔に戻っている気がする。

「能力者組合って?」

聡がそう説明すると、待ってましたと言わんばかりに目を輝かせる瑞稀がいた。

「能力者組合っていうのはね、読んで字の如く、能力者の集まりみたいなものよ。例えば、今周りの時間止めてるのだってそうだし」

先ほど質問した答えがやっと出た。''能力者''実に嫌な響きである。

まるで、自分はヒトの輪から外れてしまったかのようだ。

悲しかった。ただただ悲しかった。何が悲しいかなんて分からないが、悲しかった。

と同時に



興味も湧いてきた。

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