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リア充は異世界では生き残る事が出来ない。(野球普及編)

作者: コウ

誤字、脱字があるようでしたら、優しい表現での指摘をお願いします。

 僕「斉藤 一也」は異世界に召喚される前、日本の学校教育においては、『落ちこぼれ』という一言で表せられる存在だった。

 中学までは毎日、働かせるのを遠慮していた両親だったが、高校に入ってからは実家の町工場で夜遅くまで旋盤、フライス盤を使った金属加工を手伝わせていたからだ。中学までは勉強なんかしなくても一夜漬けでテスト勉強を凌ぎきったが、高校では通用しなかった。遅くまで働いた後、深夜アニメを観て、学校の授業中は居眠りをする。

 こんな生活で暗記する事が尊い『お勉強』の成績が優秀になるはずがなかった。

 スポーツも駄目、成績も悪い、コミュニケーション能力も低いという僕は当然のようにスクールカーストの最下層で居心地の悪い学園生活を送っていた。


  

 だが、僕は唐突に異世界に『召喚』された。

 しかし、ネット小説と違いこの異世界では、貧困、戦争、冤罪、病気、飢餓が人の命を呆気なく奪ってゆく過酷な世界だった。

 富の偏在は現代日本をはるかに凌ぎ、中途半端な言語チートしかない僕たちでは太刀打ちなどできなかった。ネット小説のようにいきなり大金を稼ぐなんて事は【魔獣】よりも厄介な【欲深い人間】相手には不可能だったのだ。



 その過酷な世界で最近、見慣れたモノ『バット』を見かけるようになった。本来の目的と違って奴隷をブン殴る棒としてだ。奴隷に尻を突き出させてバットで叩くという、所謂『ケツバット』という形で行う暴力行為だ。これを見ると嫌な事しか思い出さない。コーチの罵声、チームメイトの苦笑、暴力を黙認する大人たち・・・・


『野球』というスポーツは【友情】【努力】【団結】という正の部分を強調して日本に侵食している。ファンには楽しいスポーツなのかもしれないが、僕にとっては参加する意思すらないのに強要させられて嫌々やる苦行にしか過ぎなかった。

 小さい頃、リトルリーグに無理矢理参加させられた僕は両親にメンバーの送迎をお願いする羽目になったが、乗せてもらった奴らは感謝するどころか人の家の車を『油臭い』『中古車で貧乏臭い』と陰で馬鹿にしていた。特に才能があるとコーチから絶賛されている連中は野球が上手いだけなのに下手な僕を完全に見下していた。

 不思議な事に【チームプレイ】が賞賛されるスポーツなのだが、全員の足を引張った個人に対する嫌がらせを正当化する負の部分は注目されない。

 プロからも注目され全国中継される華やかな舞台「甲子園」で敗退につながるエラーをした野球部員は人知れず転校してゆくという噂だ。エラーをするまでは、【努力】【団結】の象徴だったはずなのに・・



 強制参加させられたリトルリーグの経験のせいなのか、僕こと「斎藤 一也」は『野球』というスポーツは大嫌いだ。とにかく大嫌いだ。



 だが、現実は異世界であっても厳しいままだ。嫌がっても向こうから擦り寄ってくる。

 現在、僕の前には、元の世界の野球部キャプテン『宮本 光一』が変わり果てた姿で微笑みながら立っていた。



- * - * - * -


 『やあ、久しぶりだね。斉藤君に中川君。野球部の宮本だよ。』


 「「・・・・・」」『どうしたんだ。呆れたような顔をしているよ。』


 彼は真っ新なトーガを着込み,金の指輪をこれでもかという位に指に嵌めて、記憶にあるスポーツマン体型から見事なまでのメタボ体型に堕落していた。

 この異世界で食事を太るまで貪れるのは富裕層、権力者の特権の一つなのだ。

 そしてトーガらしき真っ白な服はこの地域の憧れの象徴でありステータスシンボルでもある。

 塩素系洗剤なんてものが存在しない世界では、新品同様の汚れのない服を着ているというのは、奴隷一人買うのが精一杯の市民と違って洗濯専門、料理専門等で教養のある奴隷を数十人所有し余裕がある生活でないと不可能だからだ。


 つまり、元野球部キャプテンは贅沢に溺れている外見で僕たちの前に現れたのだ。自分が働いた稼いだお金で贅沢するならまだましだが、僕たちと違い彼らは居候の身分のはずだ。呆れて言葉が出ないのは当然だと思う。


『君たちにお願い・・・・がある。野球の普及に力を貸して欲しい。』


「嫌です。」「まあまあ、待て一也よ。あーオホン 御客様はどれ位の予算を考えられてますか?」


『そういう金銭絡みの汚い話をしては駄目だろう。今、協力すればこの世界での【野球の殿堂】入りする事は確実だ。君達の尊い【努力】は野球というスポーツのお蔭で最高の名誉を授けられて報われるんだ。』


「「・・・・・・・」」(代金を踏み倒す気だな・・・・)

『とりあえずは2チーム分のグローブとバット、ボールを用意して欲しい。代金については後日、話そう』


「前金で金貨50枚、後金と報酬で金貨200枚かな」『なんで、お前らは金の話をするんだ!』


「内訳は皮を鞣して縫う奴隷を買うのに金貨15枚で・・・『だから、金の話は止めろ!!!』」


『斉藤、中川 お前らは同じ日本人だろう。俺たちの国技・・・・・・・である【野球】を普及するのに貢献するべきなんだ。』

 元野球部キャプテンは、冷たい目をして言い放った。


 元の世界で体育の授業が4時間目にある時、チームの足を引っ張った僕に昼休みが潰れるのを承知で用具の後片づけを命じる時の嫌な目だった。

 チームの勝利に貢献してスポットライトを浴びるのは選手のみで一度も試合に出れない補欠やマネージャーは踏みつけて当然という思想が無ければここまで冷徹にできないだろう。

 リトルリーグ時代、好意で乗せてもらったはずの送迎車のランク付を積極的にしていたのも奴だった。


 「僕は君に聞いてみたい事があるんだけどいいかな?」

 『なんだ?斎藤』

 「君は選手として野球を広めたいの?それとも監督や指導者として?」


 『もちろん、指導者としてに決まっている。俺以外に指導できる人間がいない。』


 「ネットで【チーレム】モノとか【異世界転移】モノという小説を読んだことある?」


 『斉藤、それはお前のオタ趣味の一種か?小説を否定する訳ではないが俺は読んだ事は一度もない。趣味は野球一筋だ。お前も野球をやれば健全な趣味として誇れるぞ。』


 「ふーん 取り敢えず前金で金貨50枚持ってきてから話そうか じゃ、さよなら」


 『お前ら、いい加減に・・「ココは日本と違うんだよ。野球部キャプテンという肩書きだけで、応援するOB、先輩、後輩、PTA、教師なんて何処にもいないんだ。野球用具の後片付けを押し付けるようにはいかないよ。何か買いたいならお金を払うのが常識でしょ。いつものように寄付でも集めればいいんじゃないかな、自分の力だけで」』


『お前ら、覚えていろよ。野球を広めて後悔させてやる。』

 あまりにもテンプレな負けセリフを残して元野球部キャプテンは去って行った。



- * - * - * -


 店に留守番担当の奴隷を残して家に帰ってきた僕と中川君は、異世界において野球推進を画策さている元野球部キャプテンの事をもう一人の仲間の前で話し合っていた。


 「今日、野球部キャプテンだった宮本がやってきて野球用品の製作をボランティアで依頼したんだけど、図々しいにもほどがあるよね。前金の話をしなければ勝手にこっちが受注した事にする勢いだったけど何で今まで贅沢三昧の生活だったのに野球普及に目覚めたんだろうね。」


 「一也、この国のトップは貴族連中が勝手に行った魔法実験で召喚された俺たち以外の日本人全員を宮殿から追放したらしい。贅沢な生活を要求するが、国に利益をもたらすような知識は誰も持っていないのが判明したそうだ。数学者は嘆いたそうだが、金庫番は大歓迎らしい。今は名家と言われる貴族連中が引き取って面倒を見ている。」


 『宮本』にも質問したが、内政チートに関する知識なんてのは普通・・の高校生が興味ない事の一つだろう。オタク趣味でもなければ知ろうともしないはずだ。つまり、『お勉強』の内容を一生懸命説明しても、国家には何の利益もなかったという事だ。


 「俺たち以外の召喚者は最高級の国賓待遇から貴族のお客さん扱いにランクダウンした訳だ。素行の悪いイケメンが追い出された挙句、奴隷として鉱山にて過労死したのも奴らは知っているらしい。内心は焦っているんだろうぜ。自分の唯一得意な【野球】を推進して生き残りを考える位にな」


 「ねえ、中川君 野球ってのは発祥の地アメリカでは不人気でアメフト以下って聞いたけど何故、日本では流行っているんだろう?」


 「やっぱり、民族性だな。農耕民族は自分の役割を果たすのを良しとする団体競技が好きなんだよ。日本では野球は産業の一つでチームが優勝するだけで経済効果がある位だから商売する人間は盛り上げようと必死になる。好きな事で金が稼げる可能性があるから選手や親も必死になるんでプロが成り立つんだろ。」


 「って事は【野球】の普及はこの異世界では難しいんじゃない?」


 「それ以前にこの都市で空き地を見た事あんのか?火事の跡以外で?この借家だって買おうと思ったら金貨5万枚以上はするぜ。貴族連中は不動産事業で金を稼いでいるんだから土地の値段が上がる事はあっても下げる事はないだろうな。オーイ 秋野さんよ 今、パンの1個の値段はどれくらいだ。」


 「土地の話?パン1個は小青銅貨2枚よ。金貨5万枚っていったら約一千万食分で私たち3人の9000年以上の食糧よ。パン1個200円とすると約20億円位かな」


 「聞いたか、一也よ。20億の土地でも野球は出来ない位の狭さなのに何処で運動するんだ。奴1人が100億、野球部への寄付で集められるなら普及するだろうよ この異世界に野球がな」


 「一也君、それにネット小説の主人公は皆、冒険者として成功している人でしょう。皆に尊敬されているという設定だから無茶な事でも一応、読者としては納得するのよ。『宮本』は明治時代の日本においてエリート集団で野球普及に貢献した【大学生】と同じ位、民衆に尊敬されている?」


 「ううん、尊敬なんかちっともされてないだろうね。聞いてみたけど、野球が好きで好きでたまらないから普及させたいのと違って【名誉】が好きみたいだったし。」


 「奴は爽やかスポーツマンを演じていたみたいだけどよ メッキは簡単に剥がれるぜ。パトロンに頼んで奴が居候している貴族の政敵にみかじめ料を払っておくか・・・・一也、またバリカンを一個作ってくれ。秋野サンには柔らかい白パンと調味料をお願いします。」


 この異世界では賄賂が必須事項だ。コネと金がなければ商売は出来ない。

 同業者に確実に潰されてしまう。あらゆる状況を想定して人脈を作らないと明日から仕事がこないなんてのは当たり前の世界なのだ。



- * - * - * -


 元野球部キャプテン『宮本』はあれから一度も姿を現さなかった。


 だが、噂話が好きなのは異世界だろうが、日本だろうが変わらない。


「アビキウス家の奴隷達が革手袋と棍棒を持って、市外で演習をしていた」

「子供達に棍棒を盗まれて、役立たずな酔っ払いの治安担当兵士に食ってかかるアビキウス家の太った客人」

「退屈な球遊びを強要されるので、太った外国人を見たら病気になりなさい」

「アビキウス家の客人が球遊びの為に寄付という名目で、貧乏人から金を奪っている」


 野球に関する悪い噂はいくらでも耳にする事はできた。好意的な噂など全く聞かない。

 居候している貴族の権力を使って野球普及をしているようだが、うまくいっていないみたいだ。


 理容業をしながら集めた情報では、庶民が熱狂するスポーツ観戦と言えば、『戦車競走』『剣闘』が殆どだ。知識がなくても観ているだけで楽しめて強い者が勝つといった単純なモノが受けているのだ。観客がルールを理解していて素晴らしい技やチームプレイに喝采を送るという『野球』がかなう訳がない。




 しかし、僕が【野球】普及が失敗するのを第三者の立場で楽しめたのは料理屋が支払いを求めてやってくるまでだった。


『商売の神様の御加護が貴方にありますように』「貴方にも で、何の用でこちらに?」

『ええ、アビキウス家の客人が店に注文したワインと料理代を払ってもらいにきました。』

「ええと、コウイチ・ミヤモトが何故、支払いを僕に」

『同国人である店主なら喜んで払って頂けるとの話でしたのでこちらに伺いました。正直、困っていたんですよ。アビキウス家にいっても払ってもらえなし、他の店も断ると何をされるか解らないので強気にでて断る事も出来なくてかなりの貸しになっているみたいですし』


「なるほど、事情は飲み込めました。使いをやってパトロン・・・・に確認しますから待っていて下さい」


『いや~、最初は金の指輪で支払いがあったんですが最近は「アビキウス家に行け」の一点張りで・・・そんな折り、店主なら【寄付】として快く払うという事を教えてもらいまして』

「そうですか、大変でしたね。所で貴方のパトロンは?貴族階級ですか?」

『私のパトロンは弁護士の方でしてね。貴族には弱いんですよ。まあ払ってもらうまでゆっくりさせてもらいます』


数十分後、使いの者がトーガを着た社会的身分が高そうな人達と武装した男達を連れてきた。


紹介されて身分の高そうな人の家名を知った料理屋の主人は青い顔をして一目散に逃げ出そうとしたが、屈強な男達に捕まってしまった。そして元野球部キャプテン『宮本』も引きずられて僕の前に連行されてきた。


遅れてきたアビキウス家の人間も加わって、連行されてきた『宮本』を見ながら話し合いを行なっている。


困惑していた『宮本』は落ち着いてきたのか僕に尋ねてきた。


『おい、斎藤 どうなっているんだ?』


「状況が解らないようだから君の頭でも解かるように説明してあげるよ。日本にいる感覚で君のツケを僕にまわしただろう。日本だったら野球部に対する【寄付】や後輩の料理屋でタダ飯をゴチになる感覚かもしれないけど、ココは異世界なんだよ。」


『異世界がどうしたんだ?チームメイトだったんだからタダ飯くらいでガタガタ言うなよ』


「解ってないな。僕はアビキウス家の政敵にパトロンになってもらっているんだ。一時的にね。例えるなら君はチンピラなのに組の名前を騙って敵対する組のシマでみかじめ料を請求したんだ。」


『・・・・自警団が黙っていないはずだ。俺だって無知じゃない。裁判所だってある事くらい知っている。』


「ああ、自警団ってのは下部組織の○○組系○○会○○組みたいなモノで親組織には逆らえないんだ。それにあの白髪のオジさんが弁護士だよ。例えるなら組に雇われている悪徳弁護士なんだ。君に勝ち目は無いよ。日本にいるときに気づかなかった?後輩に対する【指導】は暴力って事に。【タダ飯をタカる】のは犯罪だって事に。現在、現行犯で身柄を確保されているんだよ。」


『・・・・・・』


「日本では【野球】は国によって優遇されている。どんな田舎町でも野球場はあるし、公営で野球部というだけで練習に借りる事ができて部費を一円も出さない学校なんて殆ど聞かない。甲子園でも行けば野球嫌いの僕でも【寄付】を出さなくては駄目な雰囲気になる。野球部後輩の料理屋ではレギュラーメンバーがタダ飯をタカっても許される。そんな国の常識を異世界に持ち込んだらこうなるのは当然なんだ」


『何を偉そうに言っているんだ。俺の【野球】が汚されようとしているんだぞ。お前は同じ日本人なのに助けようと思わないのか?』


「今まで散々贅沢な暮らしを堪能して僕たちには何の利益を渡さなかったくせに、権力者に捨てられたら【同じニホン人】ですか?僕たちは毎日毎日、人が呆気なく死んでゆくのを見ているんで君が逮捕されてもなんとも思わない。5、6歳位の幼児がパンを盗むのに失敗して【バット】で殴られて僕の目の前で死んだよ。昨日のことだったよ。」


『なんでお前はそんなに冷たいんだ。同じチームメイト・・・・・・だっただろう。】


「ふざけるな。何がチームメイトだ!お前達レギュラーがエラーしたら【ドンマイ】で僕がエラーしたら怒って【ケツバット】していたくせに!暴力行為を率先していた糞コーチでも呼んで助けてもらえ!集団リンチが強いチームの秘訣だろ!」


『・・・・・・・・』



僕は商売を奴隷に任せて立ち去った。国に、地域住民に、学校にそして『異世界』でも甘やかされた野球バカの戯言を聞いていると腹が立って僕自身が奴をブン殴りたくなってきたからだ。

『宮本』は何か叫んでいるようだったが、すぐに泣き声に変わった。

肉を打つ重い打撃音は泣き声が聞こえなくなっても辺りに響いていたが止めようとする人間は誰一人いない。



 僕の脳裏には昔の光景が浮かんでいた。


 「痛い!痛い!宮本君、止めてよ~。」

 『エラーをした罰だ。レギュラー全員からケツバットな!』

 『ハハハ!笑える』

 『下手くそなんだから当然だろ』

 『コレはお前の為なんだ!おっナイススイング!』

 『斎藤のケツはいい音するぜ。気持ちいい~』


 あの時、どんなに懇願しようとも止めようとする人間は誰一人いなかった。ひたすら耐えるしかなかったのだ。

『宮本』も耐えてみればいい

 僕と同じように・・・耐えて耐えて耐え抜いてみせればいい









 後日、アビキウス家の元客人は裁判にかけられる事なく、コロシアムに送られたと聞いた。

 その情報をもたらしたパトロンの奴隷頭は当然のように情報料を要求し、お土産代わりなのか家にあったワインを当たり前のように持ち去った。




 犯罪行為を【野球】によって許されて育ち、【野球】という競技が得意なだけで、

 国から全面的に支援を受けている事に全く気付いていない元野球部キャプテンは

 異世界では生き残る事は出来なかった。




     --- 完 ---








大阪の某高校バスケ部、全柔連等の報道を見るたびに

戦時中の大日本帝国軍から綿々と続く鉄拳制裁、精神注入棒、上官からの暴力は下へ

は今だに絶滅していないことを思い知らされます。

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