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鷺沼事件《概要》

 ―鷺沼事件―

 関東地方南部に位置する鷺沼の街で起こった『死の行軍』被害地であり、生存者は市の全人口の五%にも満たない二八〇人である。死傷者は確認できているだけでも八千人、行方不明者は六万人にも上る。

 『死の行軍デスマーチ』を行なった『救世主メシア』と呼ばれる組織は、釼甲によって世界各地を攻撃し、無抵抗な人々を容赦無く蹂躙していった。彼らが襲った地域は、それまで例外無く『生存者』が居なかったのだ。

 故に、大和国衛軍が生存者の救出に成功したという事が公になった際、世界は大きく揺さぶられたのだった。

 どの国にも成し得なかったことを…それこそ神甲大国に分類される大英帝国、中王朝、露帝、北米合衆国が出来なかった事をやったのだ。世界は大和を賞賛した。

 ただ、公開された情報とは一部異なる部分があった。

 公表文章には『国衛軍が異変を察知して駆けつけ、撃退した』と記されているが、実際は『偶然居合わせた非正規国衛軍(防人部隊)が応戦し、撃退した』というのが事実である。

 そして、民間人の救出には多大な犠牲が払われたことも知らされていない。鷺沼市に逗留していた防人部隊の武人・神樂総計二十人の内、生還したのはたったの四人である。

 そのうちの二人が、現在の天領学園所属生、五十嵐要と獅童龍一である。

 二年経った現在でも、鷺沼市は未だに人の住めぬ、瓦礫の街、死の街となっており、再興するまでには莫大な時間を要すると推定されている。


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