王都(キングダム)
第6話です!
そういえば主人公のいたパーティのほとんどが不老長寿であると言う説明をするの忘れてた・・・
(数年ほど前の事・・・)
ミルク「・・・」
パーティーは壊滅となりて孤立してしまったミルクはただ一人・・・放浪の旅をしていた。特に目的があるわけでもなんでもなく・・・彼女はこれが贖いであると考えていた。
だがその目は死んで生気がなく、終わりのない罪悪感に身を削りながら彼女はただただ歩き続けるのであった・・・
だがしかし、ミルクがある村をおとずれたときの事である・・・
ミルク「・・・うん?」
それはある村の診療所を通りかかった時であった・・・彼女からしてみればそれほど大層なイベントが起きてる訳でもないのでスルーするのが一般的であったが、彼女はあるものを見てしまったのだ・・・
それが彼女にとっての最大級のチャンスであることを理解するのには時間はかからなかった・・・
「はは・・・始めてだよ、赤ん坊を抱っこするのは・・・」
「そんなものですよ、赤ん坊なんてそんなに抱く機会ないんですから・・・」
「それより名前はどうしましょう?貴方?決めてたりは・・・」
「ふっふん!!こういうと思ってとびっきりいいのを決めてきたんだ!!きっと気に入ると思うぞ」
「あら、なんて名前かしら?少なくとも納得させないと離婚よ?」
「制約が重すぎる!!?」
「ふふふ♪冗談よ・・・で、名前は何ていうの?」
「あ、あぁ・・・名前は・・・・・・」
「『インビジ』・・・無敵という意味を込めたインビジブルからとったんだ」
ミルク「・・・!!!?」
そう、インビジだ・・・彼が転生したというのだ・・・・・・
ミルクは過去にこんなことを聞いたことがあった・・・『人・・・宗派によってそれは異なる考えだろうがほぼ一緒な考えを持っていることがある。それはどんな生物であっても輪廻転生するということである』・・・と
それが本当であるとしったミルクはインビジのいる診療所の窓に張り付きながらじーーーっと覗き込んだ。
ミルク「あ・・・あぁ・・・・・・インビジ・・・!!!!」
だがその時であった。
インビジ「あああぁぁぁぁぁぁぁぁぁぁぁぁぁーーーーーーー!!!!!!」
ミルク「!!!?」
ーーーーーーードォォォ――――――ン!!!!
インビジの鳴き声によってミルクごと診察所の壁は吹っ飛ばされてしまった。彼女は体重がかなり軽い方であるため、かなりの距離を吹っ飛ばされてしまい、自分自身がようやく止まった時には距離的に5Kmぐらいまで吹っ飛んだのあった。
ミルクは咄嗟にバリアを張ったのでなんとか無事で済んだ・・・だがしかし、これを見てミルクは確信をしたのであった・・・
ミルク「・・・あはは・・・あははははははははは!!!!!あぁ、インビジ様!!!待っててくださいね!!!!!少し成長したらですがその時になったら一緒に王都に帰ろうねぇ・・・❤」(ハイライトオフ)
ミルクのインビジに対する思いという物はかなり重い物となってしまっていた・・・
なお、ミルクが再度診療所に訪れた際にはすでにインビジどころか家族もいなくなっていたという・・・
・・・
そして時は現在・・・ミルクは学校を襲撃するように壁をぶち壊したのであった・・・・・・
それを見たインビジは驚いたような顔をする・・・前世の記憶がある彼であったが、流石にこんなミルクを見て正気じゃないと思ったらしい・・・
インビジ「お、お前は・・・!!!!!」
ミルク「あぁ・・・探しましたよぉ・・・次こそは私が護ってあげますからねぇ・・・❤」
インビジ「ふ、ふざけるんじゃない!!?僕はもう・・・」
ミルク「まぁ、安心してくださいよぉ?次こそはあんなげろカス以下のくそ〇〇ポ野郎に靡かないようにしますからぁ・・・❤」
インビジ「随分前まではそんなことを言うキャラじゃ・・・」
すると、インビジの周りにバリアが貼られた。しかもその自信を入れたバリアは徐々に浮遊していき、最終的にはミルクの隣に行くように置かれたのであった・・・
インビジ「・・・どこに連れて行くつもり?」
ミルク「決まってるじゃないですかぁ・・・❤王都ですよぉ❤・・・あそこに行って愛の巣に・・・ひひひひひひ❤❤❤」
インビジ「・・・・・・!!!!!!!!」
インビジはかつてのトラウマ事変を思い出す・・・それは忌々しい記憶であり、罵詈雑言が飛び交うような地獄・・・
『・・・さて、おしゃべりは終わりだ。まぁこの世界に輪廻転生というものがあるならば精々、人に生まれ変われるように神様にでも祈っておくんだな?まぁどうせ地獄に行くか、ミジンコにでも産まれ変わるんだろうな?』
『じゃあなwゴミクズ犯罪者・・・この国のがん細胞・・・・・・・犯罪を犯したことを後悔して死ぬがいいさw』
それがまた、彼の脳内で暴れるようにして思い出すと、彼の額には青筋が立てられていった。
そして手をぎゅっと、力強く握るとそのまま・・・片手パンチでミルクの張ったバリアが破かれた・・・・・・
ーーーーーバリィン!!!!!!
ミルク「・・・!!!?」
バリアが破かれると自然に下に落ちることとなるわけだが、これをインビジは何とかして着地することに成功・・・彼は拳を構えてファイティングポーズするとこれ以上は好き勝手させるかと言うように立ち向かう・・・
インビジ「・・・なんで、わざわざあんな王都に戻ろうと思うんだ?僕はあんな場所に戻ろうだなんて一寸たりとも思わないだろうさ・・・それに今は家族も友人もいるんだ・・・」
「行くわけないだろ!!!!!」
ミルク「・・・」
ミルクは彼の言葉を聞いて少し固まる・・・これにはインビジは『ちょっと言い過ぎたか?』と思ったが、どうやらそれは早計だったようだ・・・
彼女は少しの間だけ考えると自身の持っていた杖をインビジの足元に向けた・・・
するとその時、インビジの足元が光り輝く魔方陣に覆われてしまっていた・・・
インビジ「・・・!!!?」
インビジが気づいて脱出しようとしたが時すでに遅く、気づけば体が浮遊していた・・・
インビジ(これは・・・もしかして・・・・・・!!!?)
ミルク「・・・ごめんなさい、インビジ様・・・本当はこんなことをするべきでは無かったはずなんですが、無理やり運ばせてもらいますね?王都に・・・」(ハイライトオフ)
インビジ「ふざけるな!!!!今すぐ、魔方陣を・・・」
インビジが抵抗したが一瞬の間に彼の姿は消えてしまったのだ・・・だがこれは消えたわけではない・・・・・・
ミルク(『瞬間移動』・・・最近使うようになった技ですが、意外と便利なものですね・・・)
「・・・あ、すみません。みなさん・・・それではごきげんよう・・・・・・」
そういうとミルクは自分自身もテレポートしていったのだ・・・そう、『瞬間移動』の移動先は彼女の言う通りのあの場所であった・・・
『王都』
その場所は彼にとってみれば最悪のイベントがあったような場所であり、二度と行きたくないと思えるような場所であった・・・
『王都』
かつて前世のインビジが処刑された場所であり、トラウマとなっている場所・・・
昔はかなりにぎわっていた場所であったが今では一般人が一人もいないような廃墟になっている。インフラも通っていなく誰も管理していないようなその荒廃した国でミルクはインビジをここに連れてきたのである。
なお、他にも何人かはいるようであるがそれが誰であるか後に知ることとなる・・・
今では他国が立ち入り禁止区域としてその場所を封鎖しており、インフラが通っていないようでは生活することも困難なので盗賊たちもあまりここには来たがらないとされている・・・




