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外からの乱入者

第5話です。


誤字指摘のやつでエラーが出ましたけどあれなんでしょうかね?






それから10年の時が過ぎた・・・



転生して生まれ変わったインビジは特に何も不穏なイベントと出会うことはなくすくすくと成長した・・・




彼の幼少期のころはかなりの貧乏だったようで学校どころかまともにその日の食事にありつけることが困難であったとされるが今世ではそんなことはなく・・・当たり前のように温かい食事を堪能することが出来、さらには学校に行くことも出来たのであった。




・・・学校と言っても現代で言うところの通信制みたいな感じで校舎は小さいのだが、それでも彼からしてみれば通えるだけ相当ラッキーなものであった・・・





「おはよ~!!インビジ君!!!」




インビジ「うん、おはよう。」



(前世の俺は学校に通えることすらできなかったからなぁ・・・これは相当嬉しい・・・けど)





ここでインビジは少しだけ懸念点を持っていた。


それは、学校に通う前の時であった・・・



・・・



インビジはその時、入学準備などで忙しくしていた時があったが、それを自分の部屋でしていた・・・理由はそう大したものではなく、自分でもちゃんとできるということを両親に証明したかったからだ。



その時・・・強盗団が自分の部屋に押し入ってきた。目的は金品を奪うことであった・・・





ーーーーーバリィン!!!




インビジ「!?」





「・・・この家はデカいだろうし、この町の長の家だからな。慎重にやれよ?防犯ぐらいはしてるだろうから・・・」



「兄貴、分かってますよ!?ってか窓割ってる時点で相当強引なんすから・・・」




「はん、律儀に待つのは嫌なんでな・・・おっと?あれを見てみろよ」




「あれは・・・あの町長の息子じゃないっすか?」




「おぅ、そうだな・・・よし、良い事思いついたぜ?こいつを人質に取って財産を奪ってやろうぜ?なぁに、相手はガキ一人なんだ。パワーの差でごり押せる」





「そうっすね~~~・・・あ、君・・・余り悪く思わないでくれっすよ?こっちも事情ってもんあるっすから・・・」





インビジ「・・・」



    (・・・どうやら、強い能力があるということはそこまで広く知らされてないようだ。くしゃみで病室ごと吹っ飛んじゃった時はニュースになってるかと思ってたけどドウヤラそうじゃなさそうだし)




二人の強盗犯がインビジをロープで縛りあげようとじりじり近づく、どうやらインビジの事を縛り上げて今のうちに金品当を根こそぎ奪う・・・



だがしかし、ここでこの強盗二人はその選択をとってしまったことにより後悔することになる・・・






インビジ「・・・僕の資産を盗ろうだなんて・・・良い度胸してるじゃねぇか・・・・・・」





「は?何を言って・・・」





ーーーーーードンッ!!!!





「がぁ・・・!!?」





「何!?」






インビジは片手を前に出すとそのまま衝撃波みたいなのを出してうち一人・・・相方みたいなやつをふっ飛ばして戦闘不能にしたのだ。インビジはこの技の存在を既に前から知っているようであった・・・




インビジ「・・・『衝撃波ザ・インパクト』・・・これ、中々使う機会は多そうだ・・・」




「て、てめぇ!!?よくもふざけた真似を・・・!!!!」





そう言って兄貴分のような奴が襲い掛かろうとした・・・それを見たインビジはまたもや手を挙げて、さっきの後輩にしたようにふっ飛ばそうと考えていた・・・



だがその時であった





ーーーーードォン!!!!





インビジ「・・・!!!?」





一瞬何が起きたか、余りよくわからなかったが目の前にいたであろう兄貴分の強盗の人が雷攻撃一瞬にしていなくなったのを見ると、どうやら第三者がやったのだと彼は感じたのだ。




インビジは割れた窓から外を見た・・・そこには一人のボロボロで見たことあるようなローブを身に着けた女性がその場をあとにしているのが分かる・・・



それを見てインビジは誰であるか理解した・・・





インビジ「あれは・・・ミルク?」






そう、かつてパーティーメンバーにいたであろうミルクだ・・・彼女はどうやら部屋にいるであろうインビジに気付かぬままいってしまったらしい・・・



彼女はエルフの種族で不老長寿なのが特徴的・・・だから、こうして生きていることにも合点はつく。


だがしかしそれを余り良くは思わない・・・




インビジ「・・・やれやれ、まだあのパーティーメンバーにいるのかな?それとも・・・」




ちょっとの罪滅ぼしのつもりか?・・・そうインビジは考える。




だがしかし、彼は追いかけるどころか声をかけるようなことをしなかった。なぜなら、彼は前世のころに入っていたパーティーが今はもう解散していることを知らなかったからである。



・・・まぁ知っていたとしても、声をかけるつもりはないとは思えるが・・・





だがしかし、これに置いて彼の懸念点は増えたのであった。






インビジ「・・・あれ?これ・・・他のメンバーもいずれ出くわすのでは・・・?」





その後、もう一人の気絶した方は母親が通報してくれたおかげでお縄に着いた。もう一人の方は最初の方は自分が疑われたが、どうやらちゃんとその場で調べてくれたそうで、すぐに疑いは晴れることとなった。





インビジ(・・・前世でもこうしたまともな警察がいてくれたらなぁ・・・)





もう過ぎたことではあるものの、インビジはそう思ってしまったのであった。





・・・





そして時は現在・・・インビジは学校の自分の教室に着き、鞄から教材を取り出した・・・その教材は主に異世界らしく魔法書とかいろいろだ。


どうやら、本校の方では遠くに住んでいる学生なども考慮してこうして通信制の学校を作り教材を与えているというのだ。




インビジ「・・・昔の自分だったらこんなもの想像できなかっただろうなぁ」





そう感心していると、奥側からもう一人、自分より少しでかめの男子生徒がやってきた。



そいつはインビジの前に腕を組みながら仁王立ちする・・・





インビジ「・・・何?」





インビジはそれに気づく・・・



すると、何やら気に喰わないようで因縁をつけてきた。





「・・・おい、田舎者・・・ここはお前のような田舎者が来るような場所じゃねぇんだぞ?」




インビジ(・・・いじめっこってやつか・・・)




インビジは彼がいじめっ子であると察すると途端に呆れかえった・・・



それを見た彼・・・いじめっ子は彼の胸倉をつかむ・・・





それを見た他のクラスメイトはやばいと思ったのかいじめっ子を止めに入る・・・が、それをいじめっ子は振り払おうとする・・・





「うるせぇ!!!邪魔するな!!!!この学校はかなりの名門校で数々のエリートが集まる名門校なんだぞ!!!!だからこんな場違いな奴が来るなんてキモイにもほどがあるだろ!!!!」




ここでインビジは前世の事を思い出したのだ・・・かつて自分が処刑前にかつての仲間から言われた非道な言葉を・・・






『貴方には失望しました・・・もし、生まれ変わるときがあったとしても二度と姿を現さないでください』




『まさかあんたが殺人を犯すだなんてね・・・!!見損なったよ!!!』




『とりあえず、さっさと死んでくれる?正直言って目障りなのよ』





インビジ「・・・」





「おう、なんだ?その目は・・・俺に反抗する気か?言っとくが俺はそこら辺の雑魚よりは強いんだぞ?なんなら今ここで証明してやっても・・・」




そういうと、いじめっ子は手から黒色の炎を出した・・・おそらくそれでインビジを燃やそうという算段だろう。


だがしかし、今の因美時からしてみればそれはなんの脅しにもならなかった・・・





インビジ(はぁ・・・少し、荒いけど止めるにはそうするしかないか・・・)





インビジはそう思うと、手から何かオーラを貯めた・・・だがしかしその時であった。





ーーーーーーーブォン!!!!!ドン!!!!!!!






「ぎゃあ!!!?」




インビジ「!?」







「わぁ!?何!?」





「そ、外になんかいる!!?」





教室の壁が急にふっ飛ばされたと思いきや、さっきのいじめっ子が吹っ飛んでいったのだ。そして外を見ると・・・そこには見たことのある少女が浮かんでいたというのだ・・・





ミルク「・・・あぁ、インビジ・・・いや、インビジ様・・・ここにいましたのですか・・・さぁ・・・あの王都に帰りましょう?」(ハイライトオフ)





彼女はインビジが転生して別の姿になったとしても執念を持って見つけ出すのだ・・・





ミルク




前世でインビジとパーティーを組んでいたエルフの僧侶



だがしかし次第にチャラ男に心がNTRしていき、終いにはインビジを裏切る結果となってしまう。そして冤罪が発覚した時は狂ってしまい冤罪に関与したとされる警察たちを皆殺しにしたらしい。




その後、転生するかもしれないとインビジを探す放浪の旅をしていた・・・そして、学校でついにインビジを発見した時はわれ先考えずに学校を破壊したのであった。




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