狂ってしまったエルフの僧侶
第4話です
エルフって大体長寿か不老不死のイメージあるくね?
(とある宿での事・・・)
チャラ男の剣士とそれにかかわった警察たちが処刑されたその翌日の事・・・一人の僧侶がベッドに項垂れていながら泣いていた・・・『ミルク』・・・
彼女あの時どうしてインビシの事を信じてられなかったのかと後悔してしまい、頭にがん・・・がんっと強く打ち付けている・・・
ミルク「・・・・・・」
ーーーーガンッ!!ガンッ!!!
ミルク(ドウシテドウシテドウシテドウシテドウシテドウシテドウシテドウシテドウシテドウシテドウシテドウシテドウシテドウシテドウシテドウシテドウシテドウシテドウシテドウシテドウシテドウシテドウシテドウシテドウシテドウシテドウシテドウシテドウシテドウシテドウシテドウシテドウシテドウシテドウシテドウシテドウシテドウシテドウシテドウシテドウシテドウシテドウシテドウシテドウシテドウシテドウシテドウシテドウシテドウシテドウシテドウシテドウシテドウシテドウシテドウシテドウシテドウシテドウシテドウシテドウシテドウシテドウシテドウシテドウシテドウシテドウシテドウシテドウシテドウシテドウシテドウシテドウシテドウシテドウシテドウシテドウシテドウシテドウシテドウシテドウシテドウシテドウシテドウシテドウシテドウシテドウシテドウシテドウシテドウシテドウシテドウシテドウシテドウシテドウシテドウシテドウシテドウシテドウシテドウシテドウシテドウシテドウシテドウシテドウシテドウシテドウシテドウシテドウシテドウシテドウシテドウシテドウシテドウシテドウシテドウシテドウシテドウシテドウシテドウシテドウシテドウシテドウシテドウシテドウシテドウシテドウシテドウシテドウシテドウシテドウシテドウシテドウシテドウシテドウシテドウシテドウシテドウシテドウシテドウシテドウシテドウシテドウシテドウシテドウシテドウシテドウシテドウシテドウシテドウシテドウシテドウシテドウシテドウシテドウシテドウシテドウシテドウシテドウシテドウシテドウシテドウシテドウシテドウシテドウシテドウシテドウシテドウシテドウシテドウシテドウシテ・・・・・・・・)
ミルクは過去の思考をさかのぼらせて何が原因なのか、一生懸命に探る・・・
それはインビジが処刑される前日から入る直前にまでさかのぼったりした。だがどれもこれも決定的になるものではない・・・ミルクは焦ったことだろう・・・彼女の言葉からはらしくもない言葉が出てくる・・・
ミルク「ちくしょう・・・畜生!!!あいつらが余計なことをしなかったら・・・うん?」
そこでミルクは思いだしたのだ。事の発端を・・・だがそれは余りにもあっけないことであった。
・・・
(事の発端は一か月ほど前・・・)
順調にパーティーメンバーのレベルを上げていた一同は酒場で話し合いをしていた。そこには勿論処刑前のインビジもいた・・・
だがしかし、一同はあることに悩まされていた・・・それはお金であった。
パーティメンバーはインビジやミルクを除けば、4人はいた・・・だからその個人分のお金などを計算すると、余計に出費というものがかさむのだ。
「・・・どうするのよ、ポーションやら衣装とかでかなり金とんだわよ・・・これからどうするの・・・・・・」
「知らないよ!!お前が散財したからでしょうが!!!」
「はぁ!?勝手に人のせいにしないでくれる!?」
ミルク「あーもう・・・喧嘩しないでくださいよ・・・こればかりはクエストで稼ぐしかないですよ・・・」
インビジ「世知辛いなぁ・・・」
インビジとミルクは真面目でそこまで無駄遣いとかはしない主義者であったが、他のメンバーは強くなるためだとかオシャレするためだとか・・・それぞれの理由でかなりの散財をしていた・・・
なお、ここにいる四人は全員女性なのでインビジはどこか孤独感を感じていた・・・
すると、そこに一人の男が現れたのだ。それは・・・例のチャラ男の剣士であった。
「う~いwお姉さんたち、ちょっと困ってるようじゃん。俺が助けてあげようか?」
「は?誰よ・・・急になれなれしく・・・・・・」
ミルク「あ、あの・・・貴方は・・・・・・・」
「あ~~~悪い悪いw俺っち、こう見えて上級国民ってやつでね。こう見えて実力はあって金持ちなんだよ~wどう?パーティメンバーに入れるだけでもお得だぜ?」
「その話、乗った!!!」
するとその話に乗った、一人のパーティーメンバーが即採用したのであった。
これにはその場にいたメンバーも躊躇した・・・
「ちょっと、正気なの・・・?うさんくさそうに見えるけど・・・」(小声)
「うるさいわね!!(小声でささやく)あいつはいい財布になる・・・これは最高の選択よ・・・・・・受け入れなさい。じゃなきゃずーーーっと貧乏よ・・・?」
「・・・分かった」
そうして、パーティーはチャラ男の剣士を入れることにしたのであった。しかし、それはぱっと見いい選択に見えて最悪の選択であるということをまだ彼女たちは知らない・・・
・・・
ミルク「あ・・・ああはははっははははははははははは・・・・・・・・!!!!!そうか、全部・・・全部あの阿婆擦れ共が悪いんだ・・・!!!待っててね、インビジ・・・!!!!あの女狐どもを殺して直ぐそっちに向かうから・・・!!!!」(ハイライトオフ)
ミルクはそう決心をすると、魔導書などをケースに入れて宿を後にしたのであった。だがしかし彼女は気づけば頭からすっぽ抜けていたことがあった。
自分にも非はあるという事を・・・
(転生後のインビジは夜、寝ているとあることが脳裏によぎったのだ・・・)
インビジ(そういえば、ミルクってエルフの種族だったよな・・・確か不老不死の・・・・・・)
(まさか、俺の元に来るんじゃ・・・)
(・・・)
(余り考えないようにしよう・・・流石に連れ去ろうという考えは・・・・・・・ないだろ。あいつには)




