インビジvs貴族
記念すべき第10話です!!
今年もよろしくお願いします!
インビジはどうやら混乱していたようであった。
それもそのはず、インビジはこれまでに政治に何も関心を持たなく貴族のことなど知らなかったからであった・・・
・・・いやそれ以前にまず、初対面なはずの相手からいきなりそんなことを言われたら混乱することは目に見えていたはずだ。
インビジのお母さんもそこのところは引っかかっていたそうでかなりの戸惑いを見せていた。
「な、何をいっているのですか!?いくら貴族の方とはいえその願いは・・・」
グランツ「今、インビジ君と話しているのでお静かに・・・あくまで最終的に決めるのは彼ですので・・・・・・」
インビジ「・・・」
グランツ「さて・・・答えを決めてもらおうかn」
インビジ「お断りします」きっぱり
グランツ「はやっ!!?」
思わぬ返しにグランツ・ホーエンは思わずずっこける。しかも返事が早いと来たものだからそれほど嫌であるのかと撃沈させられそうになる・・・
だがしかし、彼は諦めない・・・
グランツ「ぐっ・・・い、一応理由を聞かせてもらっても構わないかな?貴族の暮らしとかは何不自由ない生活を送れるんだぞ?なんならお金とかを心配しなくてもいいんだから・・・」
インビジ「それでもです、僕はここの土地を離れるわけにはいきません。自分はここが大好きであるため、申し訳ないですが、他を当たってください・・・」
「インビジ・・・」ほろりっ
インビジの母親は自分の息子がいい回答をしているのもあってか感動のあまり泣いてしまった。俗にいううれし泣きであった・・・
だがしかし、西の貴族ことグランツはそれが面白くないと感じていたのかうっかり悪態をついてしまう・・・
グランツ「・・・っち、親に毒されたか・・・!!可愛くないことを・・・・・・あ」
グランツはここがインビジの家であることを一瞬忘れてしまっていたため悪態をついてしまうがすぐに気づき、アンガーマネジメントをしっかりするように落ち着くのであった。
グランツ「落ち着け、落ち着け・・・・・・感情に流されては駄目だ。ここは冷静に・・・深呼吸を・・・・・・・げほげほっ!!!」
すると途端にグランツは強くせき込むのであった。
それを見てびっくりする・・・だがグランツはポケットに入れてある錠剤を呑むと落ち着きを見せるのであった・・・・・・
グランツ「・・・あ、あぁすまない、お見苦しいところを見せてしまって・・・私、こう見えて生まれたころから持病の喘息もちでたまに発作みたいなのが起きてしまうからな・・・だからこうやって薬は常備しておかないといけないのだ」
インビジ「それだったら、わざわざ自分が行く必要なんて無かったのでは?」
それもそうだ、自分がもし持病を持っていたら代わりの者に行かせるなりでなんとでもできたはずなのにわざわざそうしなかったって言うことは何か理由があるのだろうと考えた。
グランツ「・・・きになるかい?」
インビジ「気にならないなら聞きません」
グランツ「・・・まぁ、そうだね。簡単に言えば上の奴等への嫌がらせってな話なんだ」
インビジ「嫌がらせ?」
グランツ「そうだとも、私の家族・・・主に私より年上の爺様や婆様といった老害共はね、自分自身は動かずに手下たちをまるで奴隷のように扱うものだからね・・・部下たちは皆、不満を抱かない訳が無い。でね、老害共はね私にも"こうあるべきだ"と強く言ってきてね。要するに自分の思い通りじゃないと気が済まないタイプって言ってもらえればいいかな?」
インビジ「あ~・・・」納得
グランツ「そうそう、だからこうして自分の足で行動することで老害共への嫌がらせが成立するんだ。」
インビジ「だからって貴方の家族にはなりませんけどね」
グランツ「・・・よく言うじゃないか」
インビジがいつまでたっても首を縦に振らないことでグランツは更に苛立ちを見せる。だがしかし彼は人前で怒りの感情を見せないという自分ルールがあったためかあるいはアンガーマネジメントがしっかりしているのか、またしても冷静となる・・・
だがしかしこのままあっさり帰っても目的どころかまともな収穫もなく帰ることになるのでプライドが傷つけられることとなる・・・
あくまで貴族の一員である彼はこうなったらとあることを提案するのであった。
グランツ「・・・そうだ!!良いことを思いついたぞ。」
「こうしようじゃないか、インビジ・・・決闘を申し込む!!君が帰ったら私は仕方ないのでこのまま帰るとして、君が負けたら私の家族の一員になる・・・これでどうだい?君はかなりの強さなんだろう?」
インビジ「・・・」
「い、インビジ・・・無理に承諾なんて・・・」
インビジ「大丈夫だよ、母さん。僕は強いって知ってるでしょ?だから安心してほしいんだ・・・裏庭でやろうか。そこなら広いし多少吹っ飛んでも問題ない。周りの家もないし」
グランツ「へぇ・・・それなら戦うには充分と言えるね。良いだろう、準備したらそこに来てくれ。自分も準備したらすぐに向かう」
インビジ「分かった・・・」
グランツはそういうと外に向かった。おそらく準備をするためであろう・・・インビジも一旦、準備をするため自分の部屋に向かったのであった。
・・・
グランツ「・・・ほう、流石に逃げなかったか」
インビジ「決闘前に逃げる馬鹿はいない・・・それに、お母さんがいるまえでなんで逃げなきゃいけないんだっていう話なんでね」
グランツ「なるほど・・・君いくつ何だい?」
インビジ「10歳」
グランツ「・・・10歳にしては貫禄がありすぎるな・・・まぁいい、そこのところも後で聞けばいいさ・・・」
両者はそういうと戦闘態勢を取った、インビジは徒手空拳・・・グランツは長剣を使う。リーチの違いに差はあれどインビジがえげつないほどのパワーの持ち主であるということはグランツも理解していることであった。
グランツ「それじゃ、始めようか!!!」
グランツはそういうと、インビジに向かって突撃するのであった。
グランツ・ホーエン その2
彼の戦闘スタイルは長剣であり、それを振り回したり魔術もつかえるので、魔法を乗せて威力を倍増したりする。
主に使えるのは火の魔法と水の魔法の応用技を使う。
でも剣が壊れたりすると途端に対抗手段を失ってしまうらしい。




