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浅井長政がやってきた  作者: 杉勝啓


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タイムマシーン

「ぶっははは、、、」

「な、なんだわしは何か変なことを言ったか?」

「いや、あんた、いいやつなんだな」

「いいやつとは」

「そういうことなら俺もあんたに協力するよ。叡山焼き打ちを止めるにしても、あんたが元の時代に帰らなくちゃしようがない」

「そうなのだ。だが、方法がわからん」

「いや、ちょっと待って。確か」

「な、何だ。何か方法があるのか」

「まあ、きてくれ」

「ああ、だが、松風は?」

「その馬は厩舎に入れておけばいいさ」

「この家には厩舎まであるのか」

「ああ、馬場もあるぜ」

「馬場か。松風、駆けるか」

「ひ、ヒーン」

「まあ、気持ちは分かるけど、今は、ちょっと先に調べることがある」

「そ、そうか。松風、残念だが、また、今度な」

「ひ、ヒン、グスッ」

「まあ、こらえてくれ」


松風を厩舎に入れて、連れて行かれたのはこの家の図書室でした。

「ここは?」

「すごい蔵書だろ。ここにはパソコンもあるんだ」

「ぱ、そ、こ、ん?ぱそこんとはなんじゃ」

「まあ、パソコンを、知らないのは無理ないか。この箱のことだ」

「これはテレビではないのか?」

「テレビは知ってるんだ」

「葉子殿の家にあったからな」

「葉子殿って?」

「わしがこの世界に来た時、倒れていたわしを助けてくれた女だ」

「そうか。さっき、そんなことを言っていたな。まあ、モニターだけ見ればテレビだけど、これはいろんなことができるんだ。検索をかければいろんなことが調べられる。あんたのことも調べられるぜ」

「浅井長政と、文字を入れれば、あんたの情報が出てくる」

「それは、また…」

「へえー、あんたのことを主人公にした小説や漫画なんかもあるんだ。興味があれば、読んでみたら?」

「わしが主人公?ところで小説とか漫画というのは?」

「まあ、物語ってこと。あんたの時代だってあっただろ」

「そう、そうだな」

「おっと、調べたいのはそれじゃない。これだ。何年か前にタイムマシーンの理論を発表した科学者学がいたはずなんだ。ああ、この人だ」

「た、いむ、ま、しーん?」

「そう。タイムマシーンってのは過去に行ったり未来に行ったりできる機械。夢物語と言われてたけど、理論上はできるらしい」

「それでは、そのたいむ、まましんとやらがあれば元の時代に帰れるのか」

「うん、そうなるね。だが、まだ発明はされてないんだ。だけど、この人に会って、この人に作ってもらうことができれば」

「なるほど、、、」





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