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強行突破はお勧めしない。

止めたほうが良い直感ってあたるものね。

職場のスタッフが海外旅行を計画していたが一緒に行く予定だったパートナーがCOVIDを発症したそうだ。

喉が痛いと水を飲むのも辛く湿ったタオルを咥えているとか…


お大事に、貴女は平気?

気休めの空気感染対策のマスクを手渡すと彼女はとんでもない事を言い出した。


「キャンセル料金が勿体ないから私だけでも行こうかな。」


このご時世、感染症による延期サービスあるはずだから調べた方が良いよとふんわりアドヴァイスした。


「向こうで発症しても気合で何とか…。」


は?だ。

オマエ医療従事者だよな?だ。


此方も伝家の宝刀を出す。

「海外では医療保険効かないから実費。

海外の病院で治療受けられたら良いけど向かう予定の場所は運が悪けりゃ会話の怪しい民間療法のシャーマンでてくるぞ。効果の怪しい葉っぱ処方されても知らんぞ。」


背後からそれはそれで楽しそうと言う声が聞こえる。

あれ?悪手だった??


彼女は『シャーマンは嫌だな。』と納得し。

旅行は延期された。


そして今、私の手元に彼女から40度の熱が出たと連絡が来たので『お大事に』と返信した。

強行していたら今頃現地に着いている頃だろうか。

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― 新着の感想 ―
 SSK様、ナイスアドバイス!  いやしかし、あれってまだ流行ってますよね。  この間だって薬局にいたら後から入って来た患者さんが、 検査した病院の看護婦さんから院生だったから薬局で待ってていいと言わ…
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