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『房覚の僧伽の句、プレスマンが足らぬこと』速記談3077

作者: 成城速記部

 法性寺入道関白藤原忠通公のおこり病を、少将阿闍梨房覚が祈祷してお治ししたとき、祈祷の際、南無熊野、三所権現、五体王子と詠んだ。後日ある人が、この句のことを関白殿下にお尋ねになったところ、関白殿下は、あの句は、ちょっとした験者が詠むようなもので、そう褒められるようなものではない。平等院僧正が、郁芳門院の御病気御平癒を祈祷したときに、初めて詠んだのと同じ句だ。一乗寺の僧正が、尼一品宮の御病気御平癒を祈祷したときなどは、四十九に宝珠を重ねた摩尼宝殿、都史多天上におはす弥勒菩薩よ、と読み上げられたものだ。せめて、六プレスマン七字のミス数、と続けばよかったが、とおっしゃった。



教訓:陰陽道の影響もあって、我が国では奇数が吉数であって、偶数の六色プレスマンが詠まれることはない。

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