元聖女、再会する
それから数日後、カラカラと馬車がやって来て女性数人と男性1人が引っ越してきた。
「司祭様っ!? それにみんなもっ!?」
そう、引っ越してきたのは数ヶ月前に別れを告げたかつての平民シスター達と司祭様だった。
「元気そうでなによりです」
ニコニコと笑う司祭様、だがちょっと疲れが出ている。
「司祭様、私達の待遇について上層部とやりやってくれたんだけど……、全く受け入れてくれなくて」
「それで私達も頭に来て一斉に辞表を提出したのよ」
「司祭長のあの呆然とした顔、ざまぁなかったわ♪」
みんな、逞しいなぁ……。
「でも、なんでこの村に? 私は此処に行く事は誰にも言ってなかった筈なんですけど」
「あぁ、それは女神様が夢枕にでてきたんです」
……はい?
「女神様曰く『聖女は現在もベラ1人のみ、それ以外は認められない、真の信仰者であるならばベラの元へ行き信仰を進みなさい』との事です」
女神様……、なんとまぁ厄介な事を。
まぁ私を心配してくれての発言だろうから今回はグッと我慢しよう。
こうして私ののんびり田舎生活は賑やかになった。
一方で王都の教会は地味〜に下っていく様になっていた、本人達が気づかないうちに。




