第43話「事後」
俺は家に帰ると、真っ先にベットに向かう…人が多いところは本当に疲れた…今日は寝て、気分を癒すとしよう。
「今日はすまなかった…」
ん…バハムートが謝罪をしてきた…そういえば、こいつ助けたんだったな…
「気にしてねーよ。ありがとうだけでいい。」
「…ありがとう!」
…やっぱ感謝の言葉は少し気持ちいいな…俺は口角を少し上げながら夢の世界へ向かった。
…
その頃…魔王城は大惨事に見舞われていた。
「おや…これは大変な事になりましたね。」
そう言う『念力』のイグザムは少し浮ついた声を響かせる…
「バハムートが真正面からやられるとは…勢力図が面白いことに変化しますよ。」
彼は変化する未来の世界について考えていた…
「おい、何ニヤついて…?やがる?」
「はい、ニヤついておりますよ。」
後ろから声をかけたのは四天王が1人、『豪炎』のラルバ、彼はイグザムと対照的に未来について憂いていた。
「糞が…バハムートのやつもいい様にやられちまって…世界は滅茶苦茶になるぞ…」
「いいじゃないですか…滅茶苦茶になるの…見たくありません?」
…『念力』のイグザムは顔がない…だが、ラルバは分かる…奴は面は今、狂気を孕んでいることに…
「けっ、お前頭のネジどっかに無くしちまったんじゃねぇのか…」
「いえいえ、普通ですよ…私は…」
そんなやり取りはボロボロの魔王城に木霊する…周りの生物はこのやり取りを城の修復をしながら聞いていた…




