第34話「為すべき事」
絶望なる刻…神の信徒を名乗る者達は絶望の中を彷徨っている…1人を除いては…
「アンタみたいな雑魚に負ける訳ないでしょ!」
"蒼"はルシファーを睨みつける…だが、その行為すら"禁止される"
「"誰が睨めと言った?泣け"」
突如、"蒼"の目から涙が溢れる…感情すらも支配される…まさしく"異質"…考える…ここから逆転できる術を…
「まぁ、よい。"そこの青髪以外首を180度捻れ"」
辺りには断末魔と骨が砕ける音が響く、その場にいる神の信徒は1人を除いて死んだ。
「まさに"王様"ね。いつかその面を泣きっ面に変えてやるわ!」
ルシファーの見た目も相まってまさしく"暴君な王様"…この"王"の命令に逆らえることはできない。
「…ワシが泣く筈がなかろう。その口縫い合わせてやろうか?」
ルシファーは前の出来事もあり、 気まずそうに答える…が、すぐに表情は"傲慢たる王"へと戻る。
「"問う。貴様らはリヴァイアサンを殺したのか?"」
「えぇ、そうよ。あんな雑魚…最期は人間を守るとかいう愚行をするから死ぬのよ。」
「そうか。"死ぬのが楽と思える程の苦痛の中死ね"」
ルシファーはそう言い残すとその場から離れる…その間聞こえたのは叫び続ける女性の悲鳴…ある程度距離が離れると叫び声は止んだ。
「レヴィよ。貴様は為すべき事を成した…誇れ。貴様の最期は"本物の神獣"そのものだった。」
ルシファーから暖かいモノが流れた。
その頃、マグラム火山では死闘が行われようとしていた。
「えぇ、随分と手厚い歓迎ですね。宴か何かですか?」
フェニックスは周囲を見渡す。白い制服を着た自称神の信徒達がフェニックスを囲むように集められていた。
その中でも異質ともいえる気を持った男は前に出る。
「宴か…フェニックスの手羽先とか美味そうじゃねぇか?」
フェニックスは要警戒する…感じたのだ。自分の第六感が告げる。"舐めたら手痛いしっぺ返し所では済まない反撃を食らう"と。
「"漆黒"の名を冠する俺が告げる。フェニックス、貴様の死は確実だ。今日ここで死ぬ。」
"漆黒"の金色に光る目は全てを見通すように言った。
突如として"漆黒"の手が電気を帯びる。
「…その能力はどちらで?」
フェニックスは先程の警戒した様子を解き、全てを燃やさんとする炎を自身の体に纏わせる。
「あぁ、これは"前世"の特典だよ。気にするんじゃねぇ。」
"漆黒"はそう言いながらフェニックスの目の前まで位置取る。
「さぁ、やろうか?焼き鳥ちゃん。」
「そうですね。か弱き生命体。」
その時、フェニックスを囲んでいた自称神の信徒は炎に焼かれるか体に電流が流れたかで全員死亡した。
ここから始まるのは化け物対化け物の死闘…どちらか立っているかなど予測できない。




