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第24話「太りますよ?」

「は…ハックショーン!!!!」


俺は大きくクシャミをする。音は…大きな湖に響いた。

そう、俺達はアルリタ帝国国境付近の大きな湖に来ていた。

これはリリネの提案である。


「…外に出ないか?」


リリネはいきなり俺とバハムートとニーナに言った。


「え?外に出る必要は無いぞ。」


俺の言葉にニーナとバハムートは頷く。だって俺の創造魔法で"物"はなんでも創れる。外に出る必要性がないのだ。


「あの…"太りますよ"。」


リリネが言ったその一言…その一言に2人は稲妻が走る。"太る"…気になった2人は自身のお腹に触れる。

再び2人に稲妻走る。


「ん?」


なんだ?バハムートとニーナは立ち上がる。


「よし、運動は大事だな。そうだな、小娘よ。」


「誰が小娘よ!…でも、運動は大事…そうね。アンタもそう思うでしょ!」


2人はリリネの傍へ寄り、俺に一緒に外に出ようと提案する。


「いや、俺は太らないから。いいや。」


それを聞いたバハムートとニーナは一瞬目からハイライトが消えたと思えば、すぐ笑顔になる。


「そうか、お主は太らんのか…」


「へぇ、あんな生活しといてね。」


バハムートとニーナは俺の腕をそれぞれ掴む。

力強い…痛い…なんでだろう?無理矢理引き剥がしたいけど…剥がしたらダメな気がする。


「じゃあ、運動しに行きましょうか。」


「そうだな。貴様も来い。」


「おい!?俺は引き篭もりたいんだ!家から出すんじゃねぇ!おい、アリアも何とか言え。」


俺はダメ元で椅子にちょこんと座るアリアに頼る。


「え?運動ですか?いい場所知ってますよ!」


「アリアァァァ!ちがぁぁぁぁぁう!」


ということで俺らはアリアに連れられ、湖まで来ました。

てか、運動にいい場所で湖…泳ぐのだろうか?

それとも、湖まで歩くのがいい運動なんだろうか?

考えるより先に光景が全てを物語った。


バシャッッッッッ


海から俺の方に向かって巨大な魚が飛んでくる。

俺は驚くものの、瞬時的に体を捻り、回避する。

飛んできた方に目をやるとアリアが笑顔で手を振っていた。


「師匠!その魚、後で食べるので回収しといてください。」


「…なるほど、これがいい運動か…」


俺は周りの木々にぶつかり、肉がボロボロになった魚を片手で持ち上げると湖の傍まで持っていった。


近くまで来てみると、大小の魚が地面に打ち上げられている。


「ワッハッハ、我が1番大きい魚を捕まえたぞ!」


「いや、私が1番多く捕まえました!」


アリアとバハムートは互いが互いに自分が捕まえた魚を自慢している。

ニーナとリリネの方に目をやるとかなり疲弊していた。


「馬鹿体力が…めっちゃ疲れたじゃない。」


「あれについていけるのは生物じゃない…」


あまりにも疲れたのだろう。陸地で寝転がっていた。


「お疲れさん。」


俺はそう言いながら、全員にタオルとスポーツドリンクを渡した。

俺はその時、気付いていた。

奥から覗く人物の存在が…

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