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第三話 姫椿の毒気①


「あっ、あららぎさん、あっ、あの! 純矢様……やっ、風紀委員の百合園先輩が、あなたに用事みたい!」


のどかに晴れた昼休み……にも関わらず、騒然とする教室内外にて。一人の女子生徒が、ランこと。蘭北斗へと声を掛ける。


「あっ、はい。あっ、ありがとう……」

「ラン、メッチャ注目受けてるよ」


マリこと、桃瀬麻里奈がニタニタとしながらランに告げる。


「いや、まさか迎えに来て貰ってしまうとは……」

「貴公子サマとの会食、楽しんで来なよ~」


あ、そうだ。クッキーあげるから一緒に食べな……と、言って。個包装の菓子を二袋、ランへと渡すと。マリは委員の仕事の為に、教室を後にして行く。

彼女を見送ってから、ランは教室の前にて待つ学園の貴公子こと。百合園純矢と合流を果たした。


「じゃあ、行こうか」


爽やかな笑みを浮かべる貴公子に、周りの女子達は騒めくが……。


(もの凄くイケメンだけど……中身は、かの有名な聖女のジャンヌ=ダルク様なんだよね……)


と、ランは苦笑交じりに複雑な心境なのであった。

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